気ままにボルダリング

勝手にボルダリング用語を書いたり、ジムの感想を書いたりします

高田馬場GRAVITY③

馬場のもうひとつの方へ。

台風の影響で神田川が見たことないくらい速い流れだった。

ここのマンスリーは楽しい。

 

よく出来てるなーと思った課題①。

マンスリー3番。

ルーフ気味強傾斜、5級マイナスくらい。

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スタートは4点支持。

 

そこから、左手を残して、後方に伸びるようにして右手で円筒型のホールドを取る。

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マッチしたら、左足を左下に置いて、そのままゴールしてもいいんだけど、不安定なので、まだ使ってない右のホールドに、ヒールをかけるとものすごく安定する。

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ヒールのありがたみをとても感じられる、良いヒールフック入門課題だと思います。

これがマンスリー3番というのも良い(全12-14番くらい)。初心者でも触るもの。

 

核心課題は別にあって、また長くなりそうなので分割します。

 

高田馬場エナジー①-2

本日の核心②。

 

マンスリー15番。4級かなー。30番くらいまである。

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一枚に収まらないので、まず前半。傾斜角度それなり。

ボテをかわして、右上の赤ホールドを取るのが核心。遠い&ボテ邪魔&足悪い。

ボテ下部のホールドはガバなので、右手で引きつけて、左足乗り込み&空中に腰を落として、思い切り伸びればなんとか届く。

 

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...絵がない方が説明として適切なんじゃないかと思えてくるレベル。

もっと側対気味というか、ギャラリーに背中向けるというか、そういうイメージなのですけれど。

 

で、取れたとして、ただ赤ホールドはガバじゃないので、マッチして、ボテ下部に足を差し込むまでは気合と根性。

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上からだと、ボテ下部のホールドがすっごい見づらい。でもあれだけ頼りになったホールドだから、この辺にいるだろと足を差し込む、あ、いた、という感じ。

その先はある程度の保持力で落とす課題。

ゴール取り遠いけど、きちんと側対ーダイアゴナルが出来れば距離は出せる。

3-4トライで例の赤ホールドを取って、その先は1撃。

ちなみに前回の記事でも触れたとおりボーナス設定があって、ピンクボテの下側ホールドがボーナス。

 

高田馬場 Energy①

久しぶりにエナジー行ってきました。

月パス切れてからまた放浪してます。

会員証持ってるジムは1回はブログに載せとこう、って妙な使命感があって(笑)、ようやく来れました。あと行ってないのが1-2箇所。

 

休日だけど、早めの時間はわりと空いてた。

ここは、真ん中の巨大円柱壁(直径6-7mくらい?)が、360°すべてマンスリー課題になってる。ちゃんとボーナスホールドまで設定されてて、ちょっとしたコンペ気分。

 

 4級メインでざっくり、落とせそうな課題だけ落とす。VSR履いてきたので、スラブはあまり登らず...というか、強傾斜に比べてスラブが辛いと思う。スラブ5級でも恐怖核心だったり、あちこち擦ったりした。

強傾斜4級の、遠い課題とかムーブ核心系を中心に登る。

 

本日の核心①。

強傾斜ムーブ系4級。マンスリーではない。 

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画像だとわかりにくいけど、スタートから右壁までが異様に遠い...。手を残しつつ足から跳ぶ(手残し跳び蹴りみたいな感じ)のと、そこから体を起こすのが核心。なので、黄色い豆腐みたいなホールドの角×2が持てるかどうか→ガバではないけど、そこそこ持てる。

右壁に取り付いちゃえば、あとは最低限の保持力でなんとかなる。

(試してないけど別解)→跳び蹴りだと、体をかなり寝かせた状態から起こすのがしんどいので、豆腐の角がそこそこ持てるなら、一瞬キャンパみたいにして行くのもありか?腕への負担は上がるけど、腹筋&上腕二頭筋的なフィジカルではなくなるかも。

保持力ある人ならアリなのかなあ。

 

もいっこ課題あるので、分割します。

 

ジム感想まとめ 巣鴨アークダスト

こないだ行ってきた分です。

ジム名称:クライミングジム アークダスト
以下、巣鴨アークダストで。
最寄駅:巣鴨

おばあちゃんの原宿
駅徒歩6-7分。有名なとげぬき地蔵通り商店街へ。

商店街に入ってそのまま直進、黄色い薬局の角の信じられないくらい細い道に入って、人気のなさに耐えつつ50秒くらい直進すると、右手にあるマンションの1F。音楽スタジオの隣。

難易度設定:甘め
体感グレード:-0.5〜-1.0級

当ブログ初の「甘め」認定(笑)。

昔はざっくり1級分は甘かった。最近は、課題にもよるがそこまでではなくって、-0.5〜-1.0の間という感じ。

ここの面白いのは、一部ハーフグレードがあること。

5級→4/5級→4級→3/4級→3級。

エントリークラスが成長しやすいように、5級から刻んで課題数を増やしてるんだと思う。

ついでに全課題がナンバリングされてて、

(易)1番←→30〜50番(難)となってる。

なので、「3/4級のシングル台までは落とせる」とか、ジム内における自分の立ち位置が測りやすい。

 

ちなみにジムが狭い(後述)ので、3級でも足自由とかが普通にある。そうすると純粋な保持力勝負になったりする。


壁面(ボード):木製

広さ:狭い。とにかく狭い。実質マンションの一室。知ってるジムの中で一番狭い。東京最狭じゃなかろうか。

0-2人:空いてる

3-4人:普通

5-6人:混んでる

7-8人:満員

9人以上:誰か外にあぶれる    という感じ。

 

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このような壁が、コの字型に3面。

それぞれ100°,110°,120°くらい? 

あとはルートによっては、天井を使ったルーフに突入する。これはヒールフックが効いて楽しい。

ただ、同時に3人は登れないかなー。2人かなー。

あと、狭さと反比例に課題数はかなり多いので、必然的に壁はホールド&シールでごちゃごちゃします。

それはそれで、嫌いじゃないんですけどね。5級でも4級でも同じホールドを使うとかそういうの。

 

いちおう、90°垂壁がこれとは別にあるんですけど、狭い&5級(他ジム6級相当)までしかないので、ほぼ初心者のインスト用です。


混雑度:★★★★☆ 

時間帯によりけりだけど、上で書いたように5-6人いると「ちょっと混んでるな」という感じ。

ツイッターで空いてる時は空いてるよーと呟いてくれたりするので、見るといいかも。

ただ、悪いことばかりではなくって、メイン壁が一箇所、待機場所もその前に一箇所(狭い)となると、必然的にコミュニケーションは生まれる。

自然とガンバが出たり、力量が似ているとごく自然に話せる雰囲気ではある。

 

ルーフ:◯ 天井を使った180°ルーフ。ただ、側面にホールドが山ほど付けられているので、ヒールとかトゥとか好きなようにかけられる。ので、そんなに苦しい感じはなく、登っててわりと気持ち良い。

 

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こんな感じ(公式サイトより画像借用。問題あったら消します)。

 
マントル:なし

特筆事項:安い。2時間800円。

公式ページにはレクチャーのことが書いてあるけど、混んでたりするとなかなか難しい。もし教えてほしい場合は、自分から積極的に行くくらいのコミュ力は必要(笑)。

J&Sみたいな感じとはちょっと違う。

お気に入り度:★★★★☆☆
もっと近かったら、空いてる時間を狙って通うと思う。ただ、行ってみるまで混雑度がわかんないんですよね...。

あんまり混んでるとさすがに居心地が悪いので、明らかに空いてるだろって時間に、ちょっと登るかなーくらいで行くのが良いかと。安いし。

あと、ホームジム以外で最高到達グレードを上げたい方。グレード甘めなので、可能性あると思います。

 

東十条アングラ②

今度こそ、夜のアングラへ。

ここは23時まで空いているので助かる(日・祝除く)。

 

相変わらずグレーディングが辛い...。+1.25級くらいあるんじゃないかと思う。

6級メインで、5級を3本落とす。スラブ1、強傾斜ステミング1、マントル1。

マントルのは個人的に、他ジムのマントル課題も含めて、落とせた中では過去最大級に難しい課題でした。とにかく一つ一つが遠くて足限で。

写真撮りたかったけど人が多くて無理だった(夜でも混雑)。

他人の登りなしで2撃だったから、オブザベがハマったパターンです。

 

 

さて、本日の核心。

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スラブ緩傾斜5級(他ジム4級相当)。

相性の良かった課題。

スタート切って、意外とすぐスタートホールドに足が乗った。

ボテとボテ上ホールドを使って、立ち上がったら、左足を思いっきり伸ばして左小ホールドへ。

そのまま左手を取って、フラッギングで支えるのがたぶん核心。

今日はシューズがダウントゥ(VSR)でスラブ仕様じゃなかったけど、さんざんノーハンドとか練習してたおかげで、意外と耐える。あとは手に足とか使って上がって終わり。ゴールが薄い(ほぼ写ってない)ので、バランスを固める必要あり。

 

登れなかった方の課題。同じスラブの同じグレード。

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赤で丸したホールドが滑る滑る。雨で濡れた外岩ですかってくらい滑る。

4級以上で、たまに見ますよね...滑るフットホールド。意図して付けてるようなやつ。

体重をかけないといけないんだけど、かけ方が難しい気がします。イメージとしては、同じ200mlの水を汲むのでも、水道全開にするんじゃなくって、細くゆっくり溜めるイメージ。

10%、20%...と、滑らないことを確かめつつ、少しずつ体重を移していく、壁から剥がれないように。

そんで、出来れば100%は乗せずに、乗せても70-80%までで、あとは手に頼って早めに次のホールドへ行きたい。70%なら滑らないけど、100%乗せると滑る局面は結構あるので。20-30%は、普段よりも手で負担してやるつもりで。

 

何回かやってそこは越えたんですが、その先の◎したホールドに足が完全に乗り切らず断念。これも意外と薄くて形が悪い。

三河島16

本日の核心。

 

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マンスリー16番。4級相当。

バルジ壁下部110°くらい、上部垂壁くらい。

 

みてのとおりの跳び課題です。

とは言っても、完全なランジじゃなくデッドで取れます。身長165cmくらいあれば。

スタート写ってなくて申し訳ない。ボテの右側面に、そこそこ良いラップホールドが付いていてそれがスタート。

 

跳ばない方法あるのかな。いや、たぶんないかな。

この手の課題、私は好きなんですが、女子には辛そう。体が軽ければ、逆にダブルダイノとかで止まるのかな?どうなんだろ。

 

青のホールドは、ほぼ真四角のブロックなので、全くガバじゃないです。

だから、デッドで届くけど、ブロックの右側面をパーミングする感じになるので、その後のコントロールが結構難しい。

左の赤ホールドの中に足を突っ込んで、ただその足が意外と抜けるので、慎重にかつ重心は完全に左足に預けないといけない。

で、最後は、青ブロックをマッチして、

腕は下に↓引く、

体は上に↑上げる、という完全な引きつけ力勝負。

指先の保持力勝負よりは、こういう体全体を使ったフィジカル勝負の方が、個人的には分がある。

10登くらいしてようやく陥とす。

デッドの感覚を掴むまでに5登、

パーミングからマッチへの切り替えに3登、

足を信じて思い切り引くのに2登。

 

こういう短い課題は、連登出来るので好きです。

 

三河島15 マッチの是非

パンプ秋葉原から連登は避けたんですが、中1日でもけっこう腕にきてます。

普段行かないジム、それも大規模ジムだと楽しくて撃ちまくっちゃうから、その反動かも。

それでも、どんなに腕がパンプしてても、最低1時間は登らないと、トップギアまでいかないみたい。

腕が張ってても、3時間くらい登ってても、ヨレる一歩手前くらいって結構コンディションが良いです。無駄が削ぎ落とされて、かつ跳ぶべき場所では跳べる感じが。

逆に、登れる時間が短い場合は、早くトップギアにもっていくのもひとつの技術なんでしょうか。出たことないけどコンペとか。

5-6級くらいで、気持ちよくリーチを伸ばせる課題ばっかり撃ってれば早いかなあ。保持力より、振り伸び重心移動で落とすタイプの課題。今度試してみよう。

 

本日の核心。

 

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 マンスリー15番。4級かなー。

強傾斜気味バルジ壁。下部110°くらい?

上部は垂壁なのか若干被ってるのか、いつも登ってるくせにわからない(笑)。

 

一手目、緑のアンダーホールドがけっこう悪い。ホールド下部が太くて意外とアンダーがきまらず、アンダーピンチみたいになる。

次を右手で取るには、体を相当入れ替えないといけないので、そのまま左で送ってマッチ。

で、左手を左端青(微ガバ)、足下げたまま右手で黄色。

この黄色が割と小さなホールドなので、初登ではマッチせずに足上げてから左手をオーバーのクロスで、次のホールドに送ったんですが。

ゴール直下に足がないため、そうすると距離が出ない&体勢不安定になって動けなくなる、ということで作戦変更。

ゴール2手前の小さな黄色ホールドを何とかマッチして、そのまま右→右で送ってゴールへ。

 

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棒人間で申し訳ない。

踏足としての緑ホールドは優秀なので、マッチの解除からの送りさえ出来れば、かなり綺麗なダイアゴナルが決まります。

右腰を壁に近づけるように、目線はやや左向きにして肩を入れて。

 

 ただ、個人的な本題はそこではなくて、ボルダリング始めた頃に、こう教わったんですよね。

 

「小さなホールドでは、出来るだけマッチするな」

 

当時は6級とかを登っていたので、

「セッターがマッチを想定していないホールドでマッチするな」という意味だとは思うんですが。

何でもかんでもマッチする癖が付いてしまうと、保持力はついても、ムーブは伸びないですからね。

それ以来、出来るだけ無理マッチには頼らず、ムーブで解決するようにしてきたので、金言だと思っているのです。が、3〜4級になると、「課題としての無理マッチ」って出てきますよね。

リーチの短い女子だと特に、何とかしてこの小さなホールドをマッチするしかない、という状況が。

 

「マッチせずに解決する」頃は過ぎたのかなあ。

「小さなホールドでマッチする力とスキル」という、避けてきた課題に向き合う時が来たのかなあ、という感じです。