高田馬場 Energy①
久しぶりにエナジー行ってきました。
月パス切れてからまた放浪してます。
会員証持ってるジムは1回はブログに載せとこう、って妙な使命感があって(笑)、ようやく来れました。あと行ってないのが1-2箇所。
休日だけど、早めの時間はわりと空いてた。
ここは、真ん中の巨大円柱壁(直径6-7mくらい?)が、360°すべてマンスリー課題になってる。ちゃんとボーナスホールドまで設定されてて、ちょっとしたコンペ気分。
4級メインでざっくり、落とせそうな課題だけ落とす。VSR履いてきたので、スラブはあまり登らず...というか、強傾斜に比べてスラブが辛いと思う。スラブ5級でも恐怖核心だったり、あちこち擦ったりした。
強傾斜4級の、遠い課題とかムーブ核心系を中心に登る。
本日の核心①。
強傾斜ムーブ系4級。マンスリーではない。
画像だとわかりにくいけど、スタートから右壁までが異様に遠い...。手を残しつつ足から跳ぶ(手残し跳び蹴りみたいな感じ)のと、そこから体を起こすのが核心。なので、黄色い豆腐みたいなホールドの角×2が持てるかどうか→ガバではないけど、そこそこ持てる。
右壁に取り付いちゃえば、あとは最低限の保持力でなんとかなる。
(試してないけど別解)→跳び蹴りだと、体をかなり寝かせた状態から起こすのがしんどいので、豆腐の角がそこそこ持てるなら、一瞬キャンパみたいにして行くのもありか?腕への負担は上がるけど、腹筋&上腕二頭筋的なフィジカルではなくなるかも。
保持力ある人ならアリなのかなあ。
もいっこ課題あるので、分割します。
ジム感想まとめ 巣鴨アークダスト
こないだ行ってきた分です。
ジム名称:クライミングジム アークダスト
以下、巣鴨アークダストで。
最寄駅:巣鴨
おばあちゃんの原宿。
駅徒歩6-7分。有名なとげぬき地蔵通り商店街へ。
商店街に入ってそのまま直進、黄色い薬局の角の信じられないくらい細い道に入って、人気のなさに耐えつつ50秒くらい直進すると、右手にあるマンションの1F。音楽スタジオの隣。
難易度設定:甘め
体感グレード:-0.5〜-1.0級
当ブログ初の「甘め」認定(笑)。
昔はざっくり1級分は甘かった。最近は、課題にもよるがそこまでではなくって、-0.5〜-1.0の間という感じ。
ここの面白いのは、一部ハーフグレードがあること。
5級→4/5級→4級→3/4級→3級。
エントリークラスが成長しやすいように、5級から刻んで課題数を増やしてるんだと思う。
ついでに全課題がナンバリングされてて、
(易)1番←→30〜50番(難)となってる。
なので、「3/4級のシングル台までは落とせる」とか、ジム内における自分の立ち位置が測りやすい。
ちなみにジムが狭い(後述)ので、3級でも足自由とかが普通にある。そうすると純粋な保持力勝負になったりする。
壁面(ボード):木製
広さ:狭い。とにかく狭い。実質マンションの一室。知ってるジムの中で一番狭い。東京最狭じゃなかろうか。
0-2人:空いてる
3-4人:普通
5-6人:混んでる
7-8人:満員
9人以上:誰か外にあぶれる という感じ。
このような壁が、コの字型に3面。
それぞれ100°,110°,120°くらい?
あとはルートによっては、天井を使ったルーフに突入する。これはヒールフックが効いて楽しい。
ただ、同時に3人は登れないかなー。2人かなー。
あと、狭さと反比例に課題数はかなり多いので、必然的に壁はホールド&シールでごちゃごちゃします。
それはそれで、嫌いじゃないんですけどね。5級でも4級でも同じホールドを使うとかそういうの。
いちおう、90°垂壁がこれとは別にあるんですけど、狭い&5級(他ジム6級相当)までしかないので、ほぼ初心者のインスト用です。
混雑度:★★★★☆
時間帯によりけりだけど、上で書いたように5-6人いると「ちょっと混んでるな」という感じ。
ツイッターで空いてる時は空いてるよーと呟いてくれたりするので、見るといいかも。
ただ、悪いことばかりではなくって、メイン壁が一箇所、待機場所もその前に一箇所(狭い)となると、必然的にコミュニケーションは生まれる。
自然とガンバが出たり、力量が似ているとごく自然に話せる雰囲気ではある。
ルーフ:◯ 天井を使った180°ルーフ。ただ、側面にホールドが山ほど付けられているので、ヒールとかトゥとか好きなようにかけられる。ので、そんなに苦しい感じはなく、登っててわりと気持ち良い。
こんな感じ(公式サイトより画像借用。問題あったら消します)。
マントル:なし
特筆事項:安い。2時間800円。
公式ページにはレクチャーのことが書いてあるけど、混んでたりするとなかなか難しい。もし教えてほしい場合は、自分から積極的に行くくらいのコミュ力は必要(笑)。
J&Sみたいな感じとはちょっと違う。
お気に入り度:★★★★☆☆
もっと近かったら、空いてる時間を狙って通うと思う。ただ、行ってみるまで混雑度がわかんないんですよね...。
あんまり混んでるとさすがに居心地が悪いので、明らかに空いてるだろって時間に、ちょっと登るかなーくらいで行くのが良いかと。安いし。
あと、ホームジム以外で最高到達グレードを上げたい方。グレード甘めなので、可能性あると思います。
東十条アングラ②
今度こそ、夜のアングラへ。
ここは23時まで空いているので助かる(日・祝除く)。
相変わらずグレーディングが辛い...。+1.25級くらいあるんじゃないかと思う。
6級メインで、5級を3本落とす。スラブ1、強傾斜ステミング1、マントル1。
マントルのは個人的に、他ジムのマントル課題も含めて、落とせた中では過去最大級に難しい課題でした。とにかく一つ一つが遠くて足限で。
写真撮りたかったけど人が多くて無理だった(夜でも混雑)。
他人の登りなしで2撃だったから、オブザベがハマったパターンです。
さて、本日の核心。
スラブ緩傾斜5級(他ジム4級相当)。
相性の良かった課題。
スタート切って、意外とすぐスタートホールドに足が乗った。
ボテとボテ上ホールドを使って、立ち上がったら、左足を思いっきり伸ばして左小ホールドへ。
そのまま左手を取って、フラッギングで支えるのがたぶん核心。
今日はシューズがダウントゥ(VSR)でスラブ仕様じゃなかったけど、さんざんノーハンドとか練習してたおかげで、意外と耐える。あとは手に足とか使って上がって終わり。ゴールが薄い(ほぼ写ってない)ので、バランスを固める必要あり。
登れなかった方の課題。同じスラブの同じグレード。
赤で丸したホールドが滑る滑る。雨で濡れた外岩ですかってくらい滑る。
4級以上で、たまに見ますよね...滑るフットホールド。意図して付けてるようなやつ。
体重をかけないといけないんだけど、かけ方が難しい気がします。イメージとしては、同じ200mlの水を汲むのでも、水道全開にするんじゃなくって、細くゆっくり溜めるイメージ。
10%、20%...と、滑らないことを確かめつつ、少しずつ体重を移していく、壁から剥がれないように。
そんで、出来れば100%は乗せずに、乗せても70-80%までで、あとは手に頼って早めに次のホールドへ行きたい。70%なら滑らないけど、100%乗せると滑る局面は結構あるので。20-30%は、普段よりも手で負担してやるつもりで。
何回かやってそこは越えたんですが、その先の◎したホールドに足が完全に乗り切らず断念。これも意外と薄くて形が悪い。
三河島16
本日の核心。
マンスリー16番。4級相当。
バルジ壁下部110°くらい、上部垂壁くらい。
みてのとおりの跳び課題です。
とは言っても、完全なランジじゃなくデッドで取れます。身長165cmくらいあれば。
スタート写ってなくて申し訳ない。ボテの右側面に、そこそこ良いラップホールドが付いていてそれがスタート。
跳ばない方法あるのかな。いや、たぶんないかな。
この手の課題、私は好きなんですが、女子には辛そう。体が軽ければ、逆にダブルダイノとかで止まるのかな?どうなんだろ。
青のホールドは、ほぼ真四角のブロックなので、全くガバじゃないです。
だから、デッドで届くけど、ブロックの右側面をパーミングする感じになるので、その後のコントロールが結構難しい。
左の赤ホールドの中に足を突っ込んで、ただその足が意外と抜けるので、慎重にかつ重心は完全に左足に預けないといけない。
で、最後は、青ブロックをマッチして、
腕は下に↓引く、
体は上に↑上げる、という完全な引きつけ力勝負。
指先の保持力勝負よりは、こういう体全体を使ったフィジカル勝負の方が、個人的には分がある。
10登くらいしてようやく陥とす。
デッドの感覚を掴むまでに5登、
パーミングからマッチへの切り替えに3登、
足を信じて思い切り引くのに2登。
こういう短い課題は、連登出来るので好きです。
三河島15 マッチの是非
パンプ秋葉原から連登は避けたんですが、中1日でもけっこう腕にきてます。
普段行かないジム、それも大規模ジムだと楽しくて撃ちまくっちゃうから、その反動かも。
それでも、どんなに腕がパンプしてても、最低1時間は登らないと、トップギアまでいかないみたい。
腕が張ってても、3時間くらい登ってても、ヨレる一歩手前くらいって結構コンディションが良いです。無駄が削ぎ落とされて、かつ跳ぶべき場所では跳べる感じが。
逆に、登れる時間が短い場合は、早くトップギアにもっていくのもひとつの技術なんでしょうか。出たことないけどコンペとか。
5-6級くらいで、気持ちよくリーチを伸ばせる課題ばっかり撃ってれば早いかなあ。保持力より、振り伸び重心移動で落とすタイプの課題。今度試してみよう。
本日の核心。
マンスリー15番。4級かなー。
強傾斜気味バルジ壁。下部110°くらい?
上部は垂壁なのか若干被ってるのか、いつも登ってるくせにわからない(笑)。
一手目、緑のアンダーホールドがけっこう悪い。ホールド下部が太くて意外とアンダーがきまらず、アンダーピンチみたいになる。
次を右手で取るには、体を相当入れ替えないといけないので、そのまま左で送ってマッチ。
で、左手を左端青(微ガバ)、足下げたまま右手で黄色。
この黄色が割と小さなホールドなので、初登ではマッチせずに足上げてから左手をオーバーのクロスで、次のホールドに送ったんですが。
ゴール直下に足がないため、そうすると距離が出ない&体勢不安定になって動けなくなる、ということで作戦変更。
ゴール2手前の小さな黄色ホールドを何とかマッチして、そのまま右→右で送ってゴールへ。
棒人間で申し訳ない。
踏足としての緑ホールドは優秀なので、マッチの解除からの送りさえ出来れば、かなり綺麗なダイアゴナルが決まります。
右腰を壁に近づけるように、目線はやや左向きにして肩を入れて。
ただ、個人的な本題はそこではなくて、ボルダリング始めた頃に、こう教わったんですよね。
「小さなホールドでは、出来るだけマッチするな」
当時は6級とかを登っていたので、
「セッターがマッチを想定していないホールドでマッチするな」という意味だとは思うんですが。
何でもかんでもマッチする癖が付いてしまうと、保持力はついても、ムーブは伸びないですからね。
それ以来、出来るだけ無理マッチには頼らず、ムーブで解決するようにしてきたので、金言だと思っているのです。が、3〜4級になると、「課題としての無理マッチ」って出てきますよね。
リーチの短い女子だと特に、何とかしてこの小さなホールドをマッチするしかない、という状況が。
「マッチせずに解決する」頃は過ぎたのかなあ。
「小さなホールドでマッチする力とスキル」という、避けてきた課題に向き合う時が来たのかなあ、という感じです。
パンプ秋葉原②
色々と忙しくて、少しレストを多めに取ってました。
で、久しぶりにどこかで登ろう、と。
祝日はどこも混みそうだと思い、19-20時くらいから東十条アングラでも入ろうかな?と考えていた。あそこは23時までやってるだろうと。
行く直前に調べたら、日・祝は21時までらしい。ショック。最低でも3時間は登りたいが、今からではもう時間が足りない。
慌てて他のジムを調べはじめる。大きなジムに行きたい気分。
エナジー、ライノ、代々木。どれも祝日は21時まで。
秋葉原は22時、品川は23時らしい。
まだ19時前だったので、ショップ併設の雑貨も買いたいと思い秋葉原へ。
本日の核心。
1階手前側複合壁角。4級。
傾斜はそんなについてない。90-95°くらいかと。
前半が辛くて(ホールドが悪い)、後半はムーブでこなせる課題。
で、面白いなーと思ったのが、その辛い前半の攻略法(登り方)が、人によって違うこと。
スタートして1手目を左で取った状態。
この左手がすこぶる悪いんですが、ここから次の手の出し方が、それぞれに異なる。
その場でご一緒したクライマーさんと、3人で登ってたんですが、これが三者三様でした。
①ひとりめ。悪い左手で耐えつつ、右の大きなホールドを取りに行く。
でも、この右手が案外悪いです。そんなに持てない。そうすると、悪い右手&さらに悪い左手で耐える時間を作らなきゃいけない。
時間をかけずに、足を上げて、左手で左側の大ピンチを取って、振られに耐えつつ右手を右ピンチに寄せるところまで来れば、ようやく安定。
右手が悪いのでそれなりの保持力&振られに耐えられればいけるルート。あとスタミナ。
②ふたりめ。
悪い左手で耐えつつ、右手は右ピンチに寄せてしまう。
さっきの画像で右で取ってたホールドは、後半で上に取り付いたとき、確実に足で使うんですよ。ヒールで乗せるとものすごく安定する。
ので、あれは足だろうという解釈に基づく。
手数が減る分、体力を消耗しない。
そう考えるとこれがセッター想定かなあ?手に見えて実は足、ってのも4級っぽいとは思う。
ただ、やっぱり左手が悪いので耐える時間を作らないといけない。プラス、右ピンチを取るには体を、多少左方向に倒す必要があるので、①より左手にかかる負荷は大きい。
体力はセーブできるけど、瞬間的な左手の負荷には耐える保持力が要る。
③さんにんめ。私。
左手は悪い。ならば、右で耐えて左手はとばしてしまえ、と一気にピンチに送る。多分セッター想定じゃない(笑)。
身長169、リーチ176くらいでパツパツです。
ただ、左ピンチは場所によってはそれなりに効くので、右と左で耐えつつ足入れ替えて右足→左足を上げて右手でピンチを取る、まで来れば、
どのルートで行っても、この先は一緒なんですよね。
保持力がないのを、それなりのリーチとそれなりのムーブでごまかすルート。
でもこの課題、よく出来てるなあと。3ルートどれで登っても4級相当(スタミナか、保持力か、ムーブかの違い)って。
2ルートくらいまでならよく見ますけど(大抵は保持力かデッドか、みたいな二択。そして私はだいたい跳んでしまう。スタティックムーブが好きと言っているくせに(笑))、3ルートかつ4級は初めて見ました。
三河島14 ダイアゴナルとは
久しぶりに仲間とセッション。
6級ー4級まで幅広く触る。
ふだん、このチームで行くジムには、緩傾斜がない&良質なルーフがないので、その2つを中心にやる。
てきとうにノーハンド課題を作って触ってもらう。個人によって得手、不得手がはっきりして楽しい(こんなことばっかり言うから、一緒に行くとスパルタだと言われる(笑))。
ノーハンド+壁に手を置くのナシ、とやると、フットホールドに足をしっかり置けているかどうかがはっきりわかる。その状態で足を踏み替えて上へ、とかやると、加えてバランス感覚と、片足で立ち上がる足の筋力が要求される。人一倍優れていなくていいけれど、ボルダリングやるには最低限必要な能力/筋力だと思うので、意識してくれると嬉しい。
ルーフも、苦手意識があって、これまでほとんど触っていないと言う。勿体ない。
男子・高身長・やせ型なんて、ルーフ向きの体型なのに(笑)。
とりあえず、ヒールフック使ったことないと言うので、感覚をつかんでもらう。
大きなガバを両手保持した状態で、右足ヒールフック、左足はトゥで乗り込み。ヒールもトゥ乗り込みも、どちらもルーフでは必須の技術で、両者ともがっちり入ってるから、対角線上に片手片足離せるでしょ?と。
怖い怖いと言われながら、大丈夫落ちないから、と体験させる。もはや課題ではない(笑)。スパルタぶりを発揮。
1人2-3回やったら掴んでくれたみたいで、ルーフ6級をクリア。
...いつも思うんだけど、同じ6級なら100°とかよりルーフの方が絶対辛い気がする。どこのジムでも。
100°6級だと、ルートの途中に悪目のホールドが、せいぜい1-2個ある程度だと思うけど、
ルーフ6級だと、オールガバでも、自重が剥がれないための足捌き+最低限ルーフと戦うためのフィジカルは必須なので、求められるものが多いと思うんだよなあ。
...うーん、でも3級とかになると、スラブもルーフも難しい課題は難しいしなあ。
...初心者用に、足自由&3-4手で終わるルーフ課題とかどうでしょう。ヒールもトゥもいけるフットホールドを用意しといて、7級、とか。
(ちなみに、今言ったのとまったく同じ課題を上野grannyで見ました。でもあそこのルーフは東京イチしんどいルーフなので(笑)、5級設定でした。正しいと思う)
話が逸れた。
それで、ルーフで片手片足を離す練習をしているあたりから、ダイアゴナルってよく聞くけど、何?と問われる。
...ムーブとしては示せる。示せるけど、言葉で説明できない。理解が足りてない証拠だ。
と、いうことで言語化する試み。
diagonal:対角線
これはただの訳で、何の説明でもない。
・どんなムーブか
→対角線上に手足を残して、二点支持で静的安定を得ること。右手ー左足もしくは左手ー右足。
cf)これが右手ー右足だと、軸が右に寄って回転してしまう。安定しない。
・何のためのムーブか
→上で書いたとおり、静的安定を得るため。仮にフットホールドが一つしかない場所でも、ダイアゴナルが取れれば安定する。
→体の振りを使って、より遠くのホールドを取るため。四点もしくは三点支持の状態より、より大きく強く体を振れる。
そう、こないだの記事を書いたときにも思ったんですけど、この「安定」と「振り」が自分の中でごっちゃになってるな、と。
・安定
→四点支持が一番安定する、それは当たり前だが、四点支持のままでは次のホールドが取れない。そのため、三点または二点支持に切り替えて、次のホールドを取りに行く必要がある。
その際の基本が、「右手で取るなら踏み込みは右足」「左手で取るなら踏み込みは左足」であり、この時に「残した左手ー踏み込む右足」(右手で取る場合)関係が成立する。これを、小さなダイアゴナル、とこないだ書いた。
・振り
→遠いホールドを取りに行く時に、勢いを使うこと。振り子のように遠心力?を利用して、体を振って取りに行く。
と、言っても振り方はさまざまで、10cmだけ届かせたい小さな振りもあれば、50cm〜1m単位で届かせたい大きな振りもある。
結果として、足が爪先立ちで切れるギリギリまでいけば、同時にデッドポイントかもしれない。
いずれにしても、振る時の基本は、やはり「手に対応する足で踏み込む/立ち上がる」こと。定義付けするなら、小さなダイアゴナルに対して、この振りが加わる動きを「大きなダイアゴナル」と言えなくもない。
同じ振りでも、これが、右手で取りに行くのに、残してる足は左足で、引きつけて残すのも左手、なら、サイファー。右手と一緒に右足も振って、すさまじく勢いを付けて取りに行く。
3級より上の難度でないとまず見ないムーブ。
個人的には、サイファーって、ピッチャーがボールを投げる感覚に近いと思うんですけど、どうでしょう。
(右ピッチャーなら、軸足から踏み込む左足に重心を移して、リリースする直前くらいからの動き)
なので、私右利きなんですが、右はともかく左サイファーはさっぱり出来る気がしません。
左でキャッチボール出来るくらいの身体操作感覚がないと、ボルダリング(3級↑)レベルでは運用出来ない気がするんですが、どうですかね...?
取り留めもないですが、とりあえず、ダイアゴナルとは何ぞや、というのが前よりは説明出来そうです。
「右足ー残した左手の関係」「安定」「振りムーブに繋げられる」くらいには。