気ままにボルダリング

勝手にボルダリング用語を書いたり、ジムの感想を書いたりします

三河島YJ④

三河島の月パスを買いました。これからしばらくは、三河島YJがホームジムとなります。三鷹ジム以来のホーム。

 

でも、あちこちのジムを放浪するのは続けたいと思ってます。修行にもなりますし、色んなジムに行くのがこのブログの存在価値のような気もしているので(笑)。

よく、ホーム以外だと登れるグレードが1下がる(あるいは、ホームなら1グレード上を登れる)って言いますけど、どうなんですかね?その辺も検証してみたいなあと。

まあ、でもたしかに、今のところ三河島以外で3級登れた試しがないです。今度よそで3級触ってみよう(パンプ秋葉原あたりなら、課題相性良いので可能性がありそう)。

逆に長いこと流浪の民だったので、激辛ジム(アングラ、ライノ)を除けば、だいたい自分の登れるグレードってどこ行っても変わらないイメージなんですけどね。何か変わるか期待。

 

さて、本日の核心。

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前回通しでやり残したマンスリー10番。4級相当。

かぶり壁。

1,2手目のあと、3手目が遠い&意外と悪いのが核心。想定ルートは、スタートに右足乗せて、フラッギングで耐えつつ左手で取りに行くとのこと。

前回、左ガス一本で耐えて右手でっていう想定外ルートでなんとか掴んだんですが、体力消耗してその後が繋げられず。ので、フラッギング練習したら、スタで左手で体力使わずに取れるようになりました。

コツは、フラッギング側じゃない方の足。右足ヒール側でしっかり乗り込むと、フラッギングが安定する。あれですね、フットホールドって爪先で乗り込むものだとばかり思ってましたけど、大きくて安定した石に乗るなら、ヒールとかでベタッと乗っちゃった方が安定するんですね。大きい石にハイステップで上がる時とかも、そうかも。

あとはゴール取りに行く時の左足(輪っか状のやつ)が悪くて、めんどいのでデッド気味に取りました。逆にフラッギング出来る人だと、後半が核心になるそうで、人によって違うんだなと。

 

・飛ばしてたマンスリー11(スラブ4級)をクリア。安定していけるようになった。

・12,13はクリア済、14は強傾斜ヒールなしで敗退。15がルーフで、ばらしではクリア。次回繋げる。

・別で3級1本クリア。強傾斜壁。お買い得だったかも。

 

 

ジム感想まとめ カルチェロッシュ(松戸)

ジム感想まとめ。

ジム名称:カルチェロッシュ

仏語?でも公式サイトもカタカナ表記なので特に問題なし。
いちおうの最寄駅:馬橋
徒歩15分とか20分とか。

バス(あるか知らない)かタクシーか、自家用車推奨。駐車場は10台弱くらいあります。無料。
難易度設定:ちょい辛
体感グレード:+0〜+0.25(級)
特に辛くはないです。個人的な体感では、適正くらいのグレード付けではないかと。

人によっては甘かったりするのかなあ。どうなのかなあ。

ここのテープ課題は、5〜6級(黄)とか7〜8級(水色)とか、わりとざっくりした感じなのですが、コンペの時のグレーディングから判断をしてます。

コンペ出たことはないですが、コンペ後も課題とグレード表を残してくれてるので。

 

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大フェースコンペ課題。ビギナークラスの核心課題のひとつ、5級だったかな。

ちゃんとボーナスがあります(楽しい)。

一撃でしたが、オブザベが足らず右下の足を見落としてたので、途中で!?ってなりました。

足見つけてからは、あ、この斜度と戦わなくていいのね、って感じ。

ゴールが薄い、カンテしてもなお薄いので、ちゃんとステミング気味にスタンス固める必要があります。現在はもうテープのない課題ですが。

 

壁面(ボード):木製
広さ:広い。行ったことのある中では、パンプ秋葉原の次に広い。壁も全体的に高い。5-6mはある。

でっかい体育館(平屋)みたいな感じ。どっかぶりの大フェース、高さのあるマントル、別でプチマントル、あとはスラブと薄かぶりが多め。と、いっても壁面数は多くなく、同時に登れるのは8〜9面くらい。めちゃくちゃ広い1面もあるけど、狭いスラブ面とかもあり。

じゃあ何が広いって、何もないスペースが広い。はっきり言って体育館の半分弱は遊んでる。広大な中にポツンとベンチがあったり、スラックラインが張ってあったり、腹筋台があったり。

ライミングジムってたいてい詰め詰めなので、こんなに贅沢なスペースの残し方は見たことがない。なんとなく心のゆとりに繋がる気がします。

とはいえ、壁面部分はわりと詰まってるので、混雑時には課題待ちとかふつうに発生するのですが。


混雑度:★★★☆☆ まあ、都内ほどの混雑はない。とはいえ、立地のわりにはそこまで空いてるでもなく、地元のクライマーさんで賑わってる感じ。
ルーフ:▲ 意外にもルーフはほぼない。複合壁の下部くらい?
マントル:◯ 良いマントル。ここのマントルは、どっかぶり→スラブ→ゴールでマントリング式。東十条アングラみたいに最後、超緩傾斜にならない。

別でプチマントルもあり。
アイシング:- ここでアイシングしたことはないので不明。道具さえあれば、スペースは無限にあるが。
特筆事項:ノーハンド△。スラブの1面の下部が途中まで緩傾斜、目線より上は90°といった感じ。

微ショップあり。シューズもあるがそんなに種類はない。隣がびっくりドンキーで、斜向かいはスシロー。食べるには事欠かない。

お気に入り度:★★★★★☆
交通手段があることが前提で星5。なければ4、タクシーをシェアできる仲間がいないなら3まで下がるかなあ。

良いジムなんだけど、いかんせん立地が...。外岩行くのに比べれば、徒歩15分なんて近いものなんですけどね。都内だと駅チカのジムがいくらでもあるので、そこは見劣りしてしまう。

壁の構成の豊富さと、無駄なスペースの生み出す開放感は素晴らしい。あと料金も安め。

個人的には、課題相性がすごく良いです。保持力というよりは、ムーブで解決できる課題が多くて(でも1回、ヒールかけて綺麗に登った課題の想定ルート聞いたら、足ブラで保持力プレイでした...そんなこともある)。

番外編 西日暮里NASスポーツクラブ

1日利用が安くできる券をもらったので、西日暮里にあるNASスポーツクラブに行ってきました。

スポーツジムって、あまり得意ではないんですが(筋肉を鍛えること自体を目的にできないので...)、クライミングウォールがあるとのこと。

それじゃあ行ってみるかなってんで、上履き代わりにクライミングシューズ持って行ってきました。

 

2Fのフロントに券売機があり、該当料金のチケットを買って中へ。エレベーターで上に上がる。

当たり前だけど、建物内はすごく綺麗。クライミングジムの比ではない。整然としたロッカーに大浴場付き。

 

6Fがジムエリアで、ランニングマシンとかバイクとか筋肉マシーンが並んでいます。その一角に、ありました、7Fまでぶち抜くようにそびえるクライミングウォール。ボルダリングというよりは、リードですねこれ。トップロープ式のリード。ただし、リードで登るためには別料金(500円くらい)を払って、スタッフさんにビレイしてもらうのが必須とのこと。

 

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写真撮れる雰囲気じゃなかったので、公式サイトから拾ってきました。問題あったら消します。

これは壁の真ん中あたりかなー。壁は全長7-8m。

中段に横線が引かれていて(3.5-4mくらいの地点かな)、この線まではボルダリングとして無料で登ってよいと。ただ、ゴールだけは線の上にある課題とかもあって、そのくらいはいいみたい。

ちなみにホールド替えされてて構成は異なります。

 

右が90°スラブ、左が100-105°くらい。2面。幅はけっこう狭め。当たり前だけどリード用だから上は高い。

いちおうテープ課題あるんだけど、ほとんどがリード用。唯一ボルダー用であるのが長モノ。スラブ18手(初級と記載)、スラブ25手くらい(中級)、かぶり20手くらい(初級)、かぶり30手(上級)、以上。

初級とか上級とか書くのはいいんですが、5.10aとか併記してほしい...。

ものすごい勝手に付けていいなら、

スラブ初級18手→5.8

スラブ中級25手→5.10a

かぶり初級20手→5.10a

かぶり上級30手→5.10c

くらいかと。リードほとんどやらないので、曖昧ですが。

 

ジムでも普段長モノってやらないので、そういう意味では良いトレーニング。なんだろう、手のスタミナ強化?あと、休めるポイントでいかに休むか。リードの動画見てると、安間佐千さんとか、ヒールのかかる場所ではすごい長く休んだりしてますよね。あれでいいんだと思います。手を下ろして、血を巡らせて、もっかい先のオブザベをして、と。

ほんとはそういう時、まずチョークアップするんでしょうけど、ジムの雰囲気読めないので液体しか持っていきませんでした。ロジン入ってないやつ。

ほぼ誰もボルダリングエリアに来なかったのでわかりませんが、ホールドにチョーク跡があったので、一応チョーク可なんだと思います(未確認)。

 

いちおうファイル課題が何本かありましたけど、これもグレードが書いてない...。触ってみた感じ甘い課題はなかったので、ざっくり4級以上オンリーかと。

作成者の名前書く欄もなかったので、誰か外部セッターに依頼してるんですかね?謎。

一本だけ落としました。スラブで足のない場所で、ホールドは大物オンリーで、保持力とムーブでなんとか耐えてトラバースする課題。たぶん4級。オンサイトしたくせに、再現しようとしたら手のスタミナがなくって出来なかった(よくある)。

 

結論:物見遊山で一度行くぶんにはいいと思います。終わったらお風呂入れるし(要タオル)。ただ、ここで継続してやるなら、ボルダリングジム行った方がって感じ。と、いうより、課題がないので、自分で課題作る能力がないと2回目以降は遊べないかと。

リードやるなら話はべつ。スタッフさんも付くゆえ。

 

 

グランズレメディを買ってみた

クライマー御用達の、シューズの臭い消しを買ってみました。

ニュージーランド製のグランズレメディ。

並行輸入でよければ、アマゾンで1,300円くらいで買えます。

 

もともと、靴下派だったんですが、SCARPAのinstinct VSRを買った時に、サイズをハーフ攻めまして。履けないことはないんだけど、足入れの際に薄手のビニール袋を使うようになり。でも、結局登ってる間にビニールが破ける&ビニールの中にものすごい汗をかくので、もう素足でいんじゃね、となりました。

 

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こんな感じ。粉とスプーンが入ってる。

 

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画像はOCUNのOZONE PLUSですが。

他のブログさん読むと、スプーン半杯でいいって書いてあったので、片足につき半杯。

ふりかけただけだと伸びないので、多少手で伸ばしました。

 

まだ数回しか試してないですが、けっこういい感じです。変な香料も入ってないので、純粋に臭い消しという感じ。ファブリーズとかで臭いが混ざるよりはずっと良い。

(グランズレメディの臭い入りタイプもあったんですが、レビューの件数が少ないので謎)

 

いちおう天然素材らしいので、足が荒れない(ことを願っております)。

とりあえずなかなかよさそうです。今のところ。また何かあったら書きます。

 

追記:カラファテのシューズ袋(綿っぽいやつ)を洗ったらものっそい縮みました。手洗い&自然乾燥だったんですが。助けて。

 

 

 

四谷三丁目 APEX

曙橋のBETAに来たら、午前中は貸切で13時からだった。ここはかなり好きなジムだけど、前日にホームページのトップ見た限りではわからなかった(今、見たら、カレンダーってページ内には告知があった。トップだけじゃなく、毎回中まで見ないといけないということか)。

 

で、まだ11時だし、他のジム行こうかって検索して一番近いのが四谷三丁目のAPEX。なんと徒歩8分くらい。近い。

と、いうことで四谷APEX初上陸。

 

こういうとき、東京ってすごいなーと思う。ほんとどこにでもジムがある。

同じ駅で、高田馬場とか三鷹は2つジムがあるし、新宿、渋谷、池袋とかもきっとそうなんだろう(行ったことないけど)。

隣駅シリーズもけっこうある。日暮里ー三河島、品川ー川崎とか。他にもありそう。スタンプラリーやれば面白いのに。

 

さて、初上陸。雑居ビルの2フロアがジム。壁が6-7階と2層に分かれてて、7階の方がお気に入り。でも、貴重品ボックスが6階だったから、7階の写真は取れず。

 

5級まではすごく簡単で、オールオンサイト。4級から急に辛くて、1本を分割で登るのが精一杯。出来たのは90°スラブ×2の複合壁課題(微ステミング、核心は側対での足乗り込みトラバース連続&手の保持力)。

全体に手が遠かったり、足が遠かったり、保持力をすんごい試されたり、とそんな感じ。

なんだろう、この感じ、東十条に似てる。向こうは、6級がオールオンサイトで、5級から急に辛くなるけど。

東十条の6級=四谷の5級、

東十条の5級=四谷の4級、くらいの感じ。

個人的には、濃淡ある方が好きですが。お買い得の3,4級もあれば、すんごい辛い6級が1本くらいあってもいいと思う。こればっかりは課題相性だから何とも言えないけど。

 

 

本日の核心ではないけど、唯一写真撮った課題。

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みんな大好きステミング系課題。言うほどステミングしないけど。

5級。甘めの5級かなー。でも6級だったら辛いから、5級相当か。

最後が遠い以外は、特になんてことはなく、スイスイ登るのが楽しい課題。

ゴール手前をマッチして、身長169、リーチ176の私はスタで届かず。手はガバなので、思いっきり振りをつけてやっと届く距離。

そういう意味では、リーチによって難度がかなり変わると思います。

 

けっこう楽しいジムでした。

 

追記:右足切って、ボテの左角に両足で乗っちゃえばスタで届くのかな?その方が省エネかも。 

カルチェロッシュ(松戸)

千葉県松戸市のカルチェロッシュへ。

どの駅からも遠いので、車かタクシーが必須。

幸いなことに仲間が車を出してくれたので、4人でセッション。

 

マンスリー課題をてきとうに触る。

ここは壁が豊富。緩傾斜からどっかぶり、マントルまで。13番くらいまで倒して力尽きる。元気ならあと1つ2つくらいまでは伸ばせたと思うけど、だいたいこの辺でしんどくなる。そういえば、偶然ながら三河島も13-14番くらいがOS限界だった。

甘めの4級くらいまでは来てるけど、辛めの4級まではたどり着いていないかな。そんな印象。

 

本日の核心。マンスリーじゃないんだけど。

画像の色がおかしい。光のせい?

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黄色テープ足自由。

体感的には5級寄りかな、辛めの5級。

実にカルチェらしい課題。

ここ、壁もけっこう高いので、最初見たときは固まりました。SとGしかないやん、と。

でもここのジムは、テープで「カンテ×」「ボテ×」とか書かれてない限りは、オールオッケー。

なので、この課題に限らず、ボテ/カンテ使わないと登れないのが一杯あります。

ボテはテープない限り不可ってジムが多いので、ちょっと新鮮。なので、オブザベの見方もちょっと変わります。いかに、強いボテとカンテを味方につけるか、的な。

その最たるものがこの課題。

基本的には、黄色のボテに上がって、右足を青ボテに振り上げて、ゴール、というルートになります。で、上がるときにボテだけだと無理があるので、中央のカンテを使う。木製であんまり効かないので、右足をなるべく寄せといて、体を左に倒して効かせる。

最後は勇気。

 

 

ジム感想まとめ Rhino and Bird(日暮里)

恒例のジム感想まとめ。

ここは昔、よく通いました。


ジム名称:Rhino and Bird

 アルファベット表記が正式ぽい。でも、ライノアンドバードとか、ライノ&バードって書く人が多い(ツイッターでも)。

系列店で、Fish&Birdってのが東陽町二子玉川にあり。そちらは未踏。

以下日暮里ライノ。

 

最寄駅:西日暮里/日暮里

踏切をまたがない分、西日暮里のが近い。

高架下近くのわかりにくい場所にあるので、初回は迷うかも。グーグルマップ推奨。

西日暮里5分、日暮里6分(踏切待たなければ)というところ。

 

難易度設定:激辛
体感グレード:+0.75〜+1.0(級)
激辛。行ったことのある都内十数のジムの中で、No.2に辛いです。No.1は東十条アングラ。

1階は異常なほどに壁が高いので、単純に怖い&1課題が長いのに加えて、基本的にホールドが悪い。え、これで7級?ガバじゃないじゃん、とか、よくある。

2階は壁が低い。いいとこ3〜3.5mくらいなんだけど、その分異常なまでにテクニカル。これ、手?足用のホールドでしょ?みたいな状態。

個人的には、たぶん課題相性悪い...。前腕バリバリ系/ガッチリカチ系の課題が多い印象。腕強い人なら向いてると思います。

足ムーブが活かせるのが、ルーフと2Fステミング課題くらいの印象。

初心者向けの課題スタンプラリーをやったり、目を配っている雰囲気はあるのですが、正直、初心者にはツラいジム。特に、1階は最低でも4級(ライノ基準)より強いクライマーしかいない印象。

 

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1階。下手な絵で申し訳ないです。

壁の高さが伝わるでしょうか...。

軽く6〜6.5mはあります。

正面の壁をマントルして2階に上がる、という何だかすごいルートも(最低でも3級、ライノ基準で)。

たぶん、都内ボルダーでは有数の高さだと思う。と、いうより、ここより高いジムを見たことがない。ボルダーの壁って、3mあればとりあえず成立して、4.5〜5mあれば、おー、高いなー、って感じなので。

マントルして2階に上がれるってことは、吹き抜けとして2階までぶち抜いてるわけで、良い活かし方だと思うけど、いかんせん高い。

難点としては、三方がみっちり壁なので、オブザベ&登り待ちの人は、自然と真ん中に集まることになる。そうすると、狭い。だけでなく、落ちてくる人が怖い。

何せ猛者の多いジムなので、みんな平気でランジとかデッドとか跳びます。と、いうことは、その分人も落ちてくるわけで、失敗時の落下地点を読んでおかないと、最悪ぶつかります。

そういう意味でも、ボルダリングジムのルールが分かってる&最低限のオブザベが出来る&ランジを跳んだ経験がある(でないと、落下地点が読めない)、と、3つのスキルが、1階には求められます。

あと、初段〜4級を撃ってる人たちの中をかき分けて、6級とか7級を登るのは勇気というかある種の度胸が要ります(これは、コミュ力または精神力で解決出来ますが)。

そういう意味で、敷居が高いのが1階。1階は東十条アングラより敷居が高いと思う。

壁構成は、左が100°、右がどっかぶり、奥がルーフ+強傾斜。各2面ずつとして、6面は取れます。

 

 

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引き続き下手な絵で申し訳ないです。2階。

2階は、95-100°の若干かぶりが1面、90°スラブが2面、85°くらいのビミョーな緩傾斜が1面。

ただ、1面の壁がそんなに大きくはない。壁同士がくっついていて、画像のようにくぐって奥に行く(奥にまた壁がある)造りになっているので、壁から壁に渡るような課題が多いです。

トラバース&ステミング多めという感じ。

高さも3〜3.5mと、小規模ジムのそれ。

こうなってくると、客層も含めて、1階と2階は完全に別のジムなんですよね、ここ。2階に限定すれば、初心者向けのジムです。6級くらいまでは課題もまあ素直。5級から、妙にテクニカル&カチ力を試されますが。

猛者は基本2階には寄り付かないので、初心者修行にもokです。ただ、同時に3-4面しか登れない構造になっているので、混雑時は課題が撃てません。2階だけの広さだと、巣鴨アークダストと同じくらい。

1階と2階で表情を変えるのは、良し悪しあるので別にいいのですが、ここまで性質が違うってジムは他にないと思います。曙橋BETAは、2階の方が強傾斜ですが、客層と課題難度は似たようなものだし(まあ、1階の方が多少優しい気もしますが)、パンプ秋葉原は、階によって意図的に演出は変えているものの、課題構成やポリシーみたいなものは首尾一貫してます。

(上野Grannyの2階ルーフは、オマケ&精神と時の部屋みたいなものだと勝手に思ってるので、置いておきます(笑)。APEX系列は未踏、渋谷付近も未踏なので、そっちは分かりませんが。)

日暮里ライノは、もちろんスペースの都合によるものが最も大きいんでしょうが、1階と2階でフィロソフィーみたいなものが異なるなあと。


壁面(ボード):木製
広さ:標準。これを標準と呼んでいいのか、はたして分かりませんが。壁だけで言えば、1+2階で10面以上あるんだけど、レストスペースがない。

壁の前にレストスペースがないのが致命的で、1階だと壁から離れた場所に椅子が1列、2階では壁の前にはなし。

なので、やや多い壁+不足しているスペースと椅子+標準的な更衣室とその他、で、差し引きして、広さ標準と相成りました。

混雑度:★★★★☆ 時間帯にもよるが、けっこう混む。休日の早い時間と、平日の6時前ならまあまあ撃てる。夜の1階は特に混む。
ルーフ:○  良いルーフ。距離も長い。
マントル:▲  基本的にはなし。ライノ基準で3級以上の強クライマーなら、吹き抜けから手すりをマントリングして2階へ行ける。
アイシング:○ バケツの数は少ない。あと、アイシングする場所はあまりない。
特筆事項:ステミング◯。逆に、2階でやるなら必須スキルの域。鍛えられる。

ノーハンドは×。緩傾斜といっても85°くらいで厳しいのと、足だけでいけるほどホールドが良くない。(ひょっとしたら、ホールド替えの構成次第ではいけるかも?ライノのホールド構成だと厳しいか。)

 

お気に入り度:★★★☆☆☆

厳しくつけましたが、愛情の裏返しでもあります。おそらく、三鷹ジムで育って引っ越してからこっち、一番通ったであろうジムなので。

ただ、なんでかな、ホームジムにはならないんですよね。

ひとつにはグレードの辛さ。私の体感グレードは、世間から見ると多少甘め(だいたいのジムに、大小差はあれど辛いって付けてるので...。ちなみに、甘口だと思うのは、上野Grannyと巣鴨アークダスト。)でしょうが、それを抜きにしても最低でハーフグレードは辛いと思います。

やっぱり、自分との闘いである以上、級が上がってナンボなので、辛いのはちょっと...という感じ。

もうひとつは、壁の前に椅子がないこと。これ、個人的にはすっごい大事なことだと思ってます。コミュ力のあまり高くない身としては、課題を通じてしか他人に話しかけられないんですよ。椅子がないと、オブザベと登り待ちの時しか壁の前にはいないので(邪魔になるゆえ)、必然的に話す機会が激減、という。

 

でもなんだろう、逆に、今だったら、普通に馴染めそうな気もします。4級が普通に撃てるようになってきたので、1階でも生きていける。不思議なもので、4級登ってると、フツーにガンバがもらえるんですよ。5級以下だと稀なのに。

そうなると、こちらからも普通に話しかけられる。あそこのホールド悪いですよねー、とか。4級で困ってると、なんとかクライマーとして認識されて、アドバイスくれる人がいるかもしれなかったり、とか。

ライノ6級でひいひい言ってた時代に、「たまたま」ここでは誰ともコミュニケーションが生まれなかったので、それで、ホーム意識がないんだと思います。とはいえ、これからも通うでしょうし、これからホームになることもあるんでしょうが。

 

結論:コミュ力だいじ。もしくは見た目。

 

色々書きましたが、3級以上が普通に登れる強クライマーなら、楽しいジムだと思います。レベルの近い人が沢山いて、盛り上がるかも。