気ままにボルダリング

勝手にボルダリング用語を書いたり、ジムの感想を書いたりします

クライミングシューズについて

ある程度ジムに通ってくると、自分のクライミングシューズが欲しくなると思います。

ジム慣れしてそうな人はみんなマイシューズ履いてるし。

どうすればいいの?という話。

 

結論:関東圏の人は、目白駅のカラファテへ

 

以上。ステマみたいだけど。

別にカラファテである必要性はないのかもしれないんですが、特にファーストシューズを選ぶにあたっては、「数を履く」という作業が非常に大切です。

友達が履いてるから、ジムの人が勧めるから、調べたらこれが良さそうだったから、etc、

わかります。わかるんですが、あなたにはあなただけの足型があります。

個人的に、クライミングシューズは足型に合うかどうかが全てだと思っています。

どんなに性能の高いシューズでも、型が合わないと痛いです。とても。そして、痛い靴では、信頼して足が出せません。スラブで小石くらいのフットに全体重を乗せるとき、ルーフで両手がガバじゃなくヒールやトゥフックに救いを求めるとき。痛いと躊躇します(体験談)。

ので、7-10足くらいは履きたいところ。サイズ違いじゃなく別の靴を。

パンプなんかに併設のショップ、けっこう数は揃ってるんですが、半分以上は中-上級者向けのモデルです(ダウントゥ、ターンイン、レースアップ)。

エントリーレベルで優に10-15足を持っているのは、カラファテ以外にないんじゃないかなあと。

 

で、近くに専門店がないよって場合。

一足目なら、なるべくネットじゃなく、お店で買うことをお勧めします。ジムに何足か売ってるなら、とりあえず全部履いてみる。常連さんにどこで買ったか聞く。など。

自分のフィーリングがけっこう全てです。で、そのフィーリングは、数を履くことでしか感じられないと思うので、なるべく履いてみてください。

 

二足目以降なら、場合によってはネットも可だと思います。試すに越したことはないですが、自分の履いてるモデルをネットで検索して、レビューを書いてる人を見つける。その人が同じような感想を抱いていれば、おそらくフィーリングは近いはずなので、その人が絶賛してる靴を買ってみる、とか。

ただ、メーカーによってサイズの基準は異なるので、ハーフ合わない、とかはけっこうよくある話。

 

 

個人的には、レッドチリのマタドールVCRから入って、今はスカルパのinstinct VSRと、オーツンのオゾンプラスを履いてます。

ヒールラバーが厚めのシューズを買うと、ヒールフックやってみっかなって気になるので、そこはおすすめです。

 

 

最後に、マイシューズの重要性について。

よく、マイシューズを買うと級が1つ上がる、というのを見ますが、個人的にはその表現は△だと思います。

確かにそれでいきなり殻を破る人もいるんでしょうが、多くの人にとって、マイシューズつええを体感するのは、買ったタイミングよりもうちょい先です。

6級くらいまでは何も考えずに登れていたのが、大抵5-4級で壁にぶつかる(文字どおり)。手が悪いので足に頼るしかない。この頼りないホールド群の中で、片足スクワットよろしく立たなければならない。

そういう時に、レンタルシューズだとまず立てません。マイシューズだと立てる。

で、つええとなるわけです。

 

ドラクエに似てます。

次のボスを倒すには、てつのつるぎが必要。ひのきのぼうじゃ倒せない。

かといって、てつのつるぎを買っただけでは倒せない。レベル上げをした勇者が、てつのつるぎを持って、はじめて倒せる。

レベルと装備、どちらも必要。そんな話。

 

 

追記:神保町のさかいやスポーツ、クライミング館に行ったらかなりシューズ揃ってました。次点。これも都内ですけど。

秋葉原 B-PUMP(B-PUMP TOKYO)

秋葉原B-PUMPへ。

今日はソロでなく仲間と4人でセッション。

7級くらいから触り始めて、4級まで。

4→3→2→1階と下っていく。

やっぱり1人じゃないと、あーだこーだ言い合えて楽しい。同じ課題でもムーブとかルートが違ったりして。手が先だったり足が先だったり、ホールドとばしたりマッチしたり。

 

・4階の傾斜壁(外)がすっごいパワー課題。足がないのが当たり前、手とスメアで耐えろ的な。

・3階は6-7級中心に。下の階よりグレードが辛い気がする。ドーム状になってる、ルーフ課題5級を2本、ヒールフック乱発で無理やり一撃。

・2階くらいから調子が上がり始める。4級がばんばん落とせる。スラブスローパー課題、かぶりの手が全部悪い課題、など。

・1階におりる(この時点で、3時間過ぎてる)。外から見えるガラス張りの部分で、スラブ4級をフラッシュ2撃。足の置き方と手の効くポイント(ツルツルに見えても、指1本分の筋があるとか)さえ間違えなければ、保持力でギリなんとかなる。

その後は5級のスタートだけノーハンド課題で盛り上がる。壁としては緩傾斜じゃなく90°なんだけど、両足揃えてもまだ多少余るくらいのすり鉢状のフットがスタート。ここに立って、左手をめいっぱい伸ばして1手目。

東十条アングラとか、BETAとかで、狂ったようにノーハンド課題ばっかりやってた身としてはスタート余裕なんだけど、けっこうしんどいみたい。右足を下からトゥスメアにして耐える手もあるみたいだけど、やっぱり格好良く乗ってスタートしたいところ。鍛錬。(ノーハンド、ほんとにおすすめです。緩傾斜があるジムだったら、自分でルート組んででもやってみるといいです。手を使わないで、両足マッチスタート、両足マッチゴール。出来れば壁に手も一切触れず)

 

登るのに忙しくて写真は撮れず。ここはほんとに広い。

高田馬場 GRAVITY

久しぶりに高田馬場GRAVITYへ。

月曜日は休みのジムがわりと多くて、本命の場所に行けなかったり。

で、比較的早い時間から空いているここをチョイス。

 

駅から近くてアクセスは良好。壁は5-7面ほどで、奥の2面がマンスリー専用。わりと狭め。

同じ馬場だったら、Energyの方が圧倒的に広い。ただ、向こうの方が混むけど。

 

何だかこのジムは、店員がヤンキー系の人が多い。いかつい髪型してたり、ドンキで買ったようなズボン履いてたり。ちょっと怖い。

 

4-6級くらいでてきとうに触る。ここもわりと辛め。薄めの、ブロックとスローパーの中間みたいなホールドを思いっきり引いた時に(5級だったかな)、左手小指の脇から出血。薄皮一枚はがしたみたい。

ん、血?誰の血だ?誰の血だ?あ、自分の血か、と、最強伝説黒沢状態。

痛みはないけど、大事を取って片手クライミングに切り替える。

片手クライミング、いいですよ。ノーハンドのできないジムでは特に。

8級くらいからはじめて、可能なグレードまで上げていくとよいです。片手+足だけで登るので、オブザベーションが真剣になります。あと、いかに足を使って登るか考えるので(足自由課題だと特に)。クライムダウンまでやると更に。空いてる時限定ですけど。

片手(+時々左手人差し指)で6級くらいまで登って終了。

 

本日のおもしろ課題。

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 一手目、左で取って、スローパーの処理が核心。

手か足か悩んだけど、ハイステップでスローパーに乗せちゃうのが正解ルート。ムーブ的にも綺麗。

6級ではないかなー。6級+か5級-くらい。

このジムは他にもハイステップルートがいくつかあったので、セッターの好みかも。

三河島 YJ②

ひとりプレミアムフライデー(有休)ということで三河島YJへ。

2日連続登攀だと、何度やっても肘が痛くなるのだけれど、中1日空ければ大丈夫。6-5級はだいたい触ったので、4級中心にトライ。

 

⑴前回の画像のマンスリーは結局落とせず。

⑵ルーフで4級を2撃。ひさびさに腹筋を使う課題。複数の壁が複合して出来てるルーフなので、かぶり壁直登→左ルーフトラバース→デッド気味に上体を起こしゴール取ってクリア、という感じ(写真撮り忘れた)。

小規模ジムだと、いわゆる綺麗な真っ直ぐルーフはほぼ見なくて、角度の違う壁の間とか、天井を利用してルーフが組まれる場合が多い。

そういう場合は、途中で登る方向が変わったりするので、足の置き方を考えないといけない。1トライ目はそれを掘り下げていなかったので、ゴール手前で、体が想定と完全に逆向きに。え、これ、落ちたら怖くね、という角度になったので止め。2トライ目で足の方向を考えて完登。

(3)緩傾斜スラブ4級。先に3級を陥として、残していた課題。三角の木ボテマッチ(このジムの木ボテは滑る)から、ハイステップで薄いホールドに右足かけてゴールまで上がっていく課題。

滑る滑ると前回から繰り返していたけれど、体を引き上げるのは手じゃなくて足なんだねやっぱり。

久しぶりに緩傾斜でノーハンドやってた時に、「あれ、この核心のホールド、頑張ればノーハンドで上がれるんじゃない」と。で、実際に上がれた。

ノーハンドで上がれるとわかれば、そのポイントを覚えて、手じゃなく足で上がるだけ。「ボテは添えるだけ」。今度画像撮ってきて入れよう。

(4)チョークバッグが欲しくなった。長モノとかで途中でチョークアップしたい。

ジム感想まとめ 三河島YJ ROCK CLIMBING GYM

恒例になってきたジム感想まとめ。

 

ジム名称:三河島YJ ROCK CLIMBING GYM

長いので以降、三河島YJとします。
最寄駅:三河島駅

三河島駅のつくりが雑すぎて笑える。改札はひとつ、階段もひとつ。ホームのほぼ一番端で、「15号車」付近。逆端で降りると泣きを見る。

難易度設定:中辛
体感グレード:+0.25〜+0.5(級)

ときどきお買い得課題あり。全体としては中辛くらい。
壁面(ボード):木製

ボテが滑る。
広さ:標準。7-8面ほど、二階に更衣室。

二階への階段が急で、「手足限定 9級」とか貼ってある。好き。

混雑度:★★★☆☆ 時間帯によって空いてたり混んでたりするが、お隣日暮里のライノアンドバードよりは空いてる。値段も高すぎないためか、一定数初心者を見かける。
ルーフ:△  
マントル:なし
アイシング:あり

特筆事項:ノーハンド△。やろうと思えば、緩傾斜でやれないこともない。

マットが若干薄くて安っぽいので、ときどき着地がこわい。
お気に入り度:★★★★★☆

とはいえ、お気に入りです。壁とベンチの距離が絶妙なので、知らない人でも、同じ課題に取り組んでいると話しかけやすい。

あとは、課題相性。こればっかりは個人差があるだろうけど、なんだか相性がいい。ギリギリリーチが足りない課題を、ちょい跳びでクリアしたときの達成感など。

三河島 YJ ROCK CLIMBING

三河島YJへ。雰囲気が良くて、けっこう好きなジム。ただし三河島の治安はもれなく悪い。

月曜日休みなのがネック。それ以外に不満はない。

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本日の核心。(登れず)

マンスリー課題。4級相当?

 

まず、黄色のビッグアンダーみたいのが悪い。アンダーに返せればそれなりに効くんだけど、高い位置にあるので、うまく体を上げて、持ち替えて、潜り込むのが一苦労。

で、そこはメインじゃなくて、ボテが滑る滑る(核心)。

画像では◯をつけているけれど、要するに木の三つ又ボテ(ホールドを除く)はすべて可。ゴールもガバじゃないので、カンテ気味に完全に止めないといけない。

ここのボテはすべて木製。チョークアップしてもヌメるヌメる(核心)。かと思えば、他の課題なんかで普通に持ててる人も見るので、単純な相性かもしれない。

木のホールドがきらいなのかな?

なんだろう、指先じゃなくて、手のひらまで使って全体で止めたりするのかな?そういう感覚は、確かにあんまりないなあ。

 

その後はスラブで1本、傾斜壁で2-3本、4級をクリア。木ボテを除けば、課題との相性はいい気がする。唯一3級を落とせたのもここのジムだし。

ジム感想まとめ 荻窪B-PUMP

せっかく行って来たので、感想を書いておきます。

ジム名称:荻窪B-PUMP
最寄駅:荻窪駅「東口」

 

徒歩1分とあるが、出口を間違えると到底1分ではない。いちおう北口からでも行ける。その場合は左のアーケードを抜けて。

余談ですけど、パンプ系列のホームページって、どうしてあんなに見づらいんでしょう。個人ブログみたいな記事の書き方で、必要な情報が全然得られない...(営業してるかどーかとか、最寄の改札とか)。妙にポエミーだし。たすけて。


難易度設定:辛口
体感グレード:+0.5〜+0.75(級)

壁面(ボード):コンクリート製&木製
広さ:広い。奥の3面くらいがコンペ用にセットされてる(常時かは不明)。左は木製ボードで、いわゆるジムっぽい課題。4面くらい?

そして中央と右に、岩場を模した壁面が3ゾーン(1ゾーンあたり、3-5面)。外岩行ったことないけど、本で読んだ外岩のイメージそのまんまでとってもテンションが上がる。

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いちばん外岩っぽいと思った、右手前ゾーンの課題。6級。素材がざらざらしてて本当に岩。スメアすると靴が削れそうなくらい。

壁の表面に微妙な角度の起伏があって、トップの方はほんとに若干だけどマントリングっぽくなる。素敵。
混雑度:★★★★☆ 平日昼でもけっこう混んでたから、休日は混みそう。ただ、各ゾーンの外岩感(それぞれ、色とか材質がコンセプトが異なる)は一見の価値あり。
ルーフ:◯ 完全なルーフではないが。
マントル:なし
アイシング:なし(?) わかりやすい位置にはなし。
お気に入り度:★★★★☆☆

家から近かったら、もうちょっとお気に入りかも。ここまで雰囲気のあるジムは他に知らないので、一度は行ってみるとすばらしいと思う。

ただ、ホームジムにしたいか?と言われると微妙。外岩感と、パンプ特有の課題別色ホールド分けが相まって、自分で課題設定をするのが大変そう。小規模ジムだと、6級でも5級でも4級でも触る悪めのホールドがあって、ひととおり登りきった後に、よし、こいつを使って課題作ってやろう、というのが好き。

ホールド替えしても、そいつが別の壁面にいたりしてね。またかよ、と。