気ままにボルダリング

勝手にボルダリング用語を書いたり、ジムの感想を書いたりします

巣鴨アークダスト①

巣鴨から、上野・東京方面の山手線に乗ろうとすると、毎回必ず逆方向に乗ってしまう。次は大塚。車内の電光掲示板を見て、毎回こう思う。また、やってしまった、と。

 

たぶん、「階段を昇って/下りて、左手側が外回り」と覚えてしまっているのだろう。冷静に考えたら、階段の向きなんて両方あり得るはずなのに、最寄駅の最寄階段がそうであるために、思い込んでしまっている。度し難いものである。

 

で、久しぶりの巣鴨アークダストです。

しばらく期間が空いてしまったので、明日は三河島なんだけど、アップ代わりに巣鴨でも行って軽く登ろうか、という感じ。

たぶん都内最狭(さいきょう)のジムなので、6-7人も入れば満員。8-9人だと、外まで人が溢れるという狭っぷり。その代わり料金は安い。

仕事上がり6時すぐなら空いているかと行くと、先客は2-3名。まずまず。7時半くらいには混むだろうから、詰め込んで登ってしまおう。

ここのジムはグレードが独特で、5級→4/5級→4級→3/4級→3級、とハーフグレードで刻む。

加えて、各グレードの課題にナンバリングが振られていて、(易)1番←→30〜50番(難)と、番号が大きいほど、同じ級でも難しい。これは他所のジムでもありますね、三河島とか。

なので、自分にとっての課題設定および、全体の中での位置付けが、とてもしやすいジムだと思います。

4/5級だと登れるけど4級は登れないとか、4級のシングル台までならギリ登れる、とか。

 

ちなみに、前来たときには3/4級はなかった(気がする)。増えたらしい。

 

あちこちのジムに行っては、グレーディングが辛い辛いと騒ぐ当ブログにおいて(笑)、ここは数少ない「甘め」のジム。

昔は1級分は甘いだろ、って感じだったんだけど、最近は-0.5-0.75ってとこでしょうか。

 

ので、3/4級から触る(当ブログ基準だと4級くらい)。

うん、登れるな。OSできるかは課題によるけど、じっくりやれば多分全部落とせそうな感じ。

 

と、いうところで左目のソフトコンタクトがぽろっと取れる。事件発生。ボルダリング2-3年やってて、登攀中にコンタクトが落ちたのなんて初めてだわ。びっくりしてOSしそこねたわ...。

レンズ自体は回収できたけど(ちなみにワンデーなので問題なし)、手がチョークまみれで真っ白。おまけに今日に限って、液体&ロジン入り(BEAL)。目薬で洗って入れてみたけど、アルコールなのか粉なのかロジンちゃんなのか、異様な痛みがしたのですぐ止めました。

 

 

教訓:「登攀前には目薬を点そう。目が乾燥していた模様。」

 

 

人生初の片目クライミングに突入。裸眼視力は0.01くらいなので、ほぼ見えません。幸いに利き目の右は無事。

 

球技とかじゃないから、遠近感はそんなに要らないんだけど、まずオブザベ力が落ちる落ちる。え、ホールド見辛い、テープ見辛いって感じ。でもその分、かなり注意深く見るから結果トントンかもしれない(笑)。

あとは、ホールドとの距離感がつかめない。それでも、自分の手のリーチくらいは大体把握してるんだけど、問題は足。このジムは狭いから、3級でも足自由がある&角を使ったステミングが多い。で、直立して、目の高さからフットホールドまでの距離感がぜんぜんつかめない。思ったホールドに一発で置けなかったり、ホールドの形状をつかめなくて、大きなホールドのクリティカルなポイント(一番安定して効く場所)を見落としたりする。

でもなんとか登れますね。当社比70%くらいでは。

 

ある程度いけると確信したところで、3級へ突入。まずは1番から。...厳しい。甘めとはいえ、ホーム以外で3級はさすがに厳しい(やっぱりホーム補正って少なからずあるんですね、今書いてて思った)。

 

ここのジムには、緩傾斜どころか垂壁すらない。正確には垂壁はあるんだけど、狭い&足自由5級(他のジムの6級相当)までしか課題がないので、アップ兼初心者インスト用といったところ。

あとは100°、110°、120°、+各角度から天井へのルーフ、と、かぶり壁と戦わなくてはいけない。

緩傾斜とルーフが比較的得意分野なので、ルーフいっちゃえ、と挑戦。

ヒールとトゥ乗り込みを生かしてなんとか一本落とす。三河島以外で初3級クリア。

ルーフ手数多め、足を切らさないようにして、かつ最後ホールドを足で取りに行く課題。

 

この課題に限らず、ここでルーフ登る人を見てたんですけど、私と同じフットホールドを選んでも、「ヒールフック」の人と「トゥフック」の人がいるなと。というか、私以外全員トゥフック。えええー。私、トゥフックってルーフではほとんど上向き(足の裏が下)でしか使わないです。下向き(足の裏が上)にかけるのって怖くないですか。抜けたら落ちるじゃん。バットハングとかやるレベルの人なら抜けないんだろうけど。というか、下向きトゥフックがかかる≒ほとんどの状況でヒールフックもかかる、だと思うので、よっぽど隙間がなくて狭いか、あるいはリーチを出したい時以外には選択しないなと。

今回の条件は、足=ブロックか小スローパーがほとんどで、上に空間はあったので、ほんとどっちでもいけるんですよね。個人的には、絶対ヒール選ぶけどなあ。すごいなあ。と見てました。でも時々抜けてたので、やっぱりヒールの方が(しつこい)。

 

4/5級だとOS、4級だとOSRP半々。

3/4級で登れない課題が出てきて、3級はちょい厳しい、って感じでした。