気ままにボルダリング

勝手にボルダリング用語を書いたり、ジムの感想を書いたりします

三河島21 3時間限定課題

ジムに着くなり、「3時間限定課題があります」と言われる。

何のこっちゃと思うと、ホールド替え前に、壁をすっきりさせて(&ホールドを付けて)いくつか課題を作りました、とのこと。

1週間限定課題とかは見たことあるけど、3時間限定は斬新すぎる(笑)。

そういうの大好きなのでトライ。

6→5→4級と落としたけど、5級がいちばんしんどかった。

 

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こちら。壁が妙にすっきりして、コンペみたいになってる(笑)。

荻窪B-PUMPの奥壁みたい。

 

たぶん、想定ムーブは2種。私が落としたのは、セッター想定じゃない方の動き。

 

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相変わらずひどい絵。

要するに、右ヒールです。左足は切ってる。

対角線的に距離を出して、"左の"ホールドを取りにいってます。変則ダイアゴナルみたいな。

ただ、リーチ的にけっこうギリギリなので、女子にはしんどいかも。

 

セッター想定はこちら。

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マントリングです。あまりにも絵が描けなかったので、無理やり画像合成してます。

右足でしっかり右ボテに乗り込んで、両手で左ボテを押す。

で、体が起ききったら、右手で"上の"ホールドを取る。

マントリング好きなはずなんだけど、どーしても出来なかった。

たぶん、体を返す動きは得意なんだけど、ヒールで高いホールドに"乗り込む"動きが得意でないから。

それこそ、これ、前記事ベアーズロックのムーブに似てるんですけどね。

ただ、あれよりも手が悪い&足も悪い(ちょい薄ボテなので、のっぺりしてて、かかりがそこまで良くない)。これで5級は辛いと思う(笑)。

 

ちなみに、左ボテすぐ下のフットホールドは、ボテとの距離が近すぎて、ボテ左かボテ上のホールドを取ってからでないと、足は上げられない感じです。

 

ただ、マントリングにしてもヒールにしても遠くない?と協議の末、残り2時間くらいの段階で、ホールドが足された模様(笑)。

 

この後はルーフでマンスリー14を落とす。辛いって言い続けてた今月のマンスリーだったけど(笑)、気付けば17までは落とした(16は飛ばした)。

そう考えると、先月とそこまで落としたナンバーは変わらないかも。知らない間に課題に鍛えられてるのかもしれないけど(笑)。

お花茶屋 ベアーズロック①

初めて来ました。お花茶屋のベアーズロック。

良いジムでした。

別記事で、ジム感想書きます。

 

とりあえず本日の核心。

 

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 テープ課題4級。垂壁付近バルジ壁。

 

スタートして、1手目がとりあえず遠い。

が、ダイアゴナルでギリ届くかなってところ。

リーチ的にこれでパツパツなので、下の足を左に踏み替えて、えいやっと右手を次のホールドに送る。

左手はギリギリスタートに残せる。

で、マッチして、足がない。

仕方がないので、壁中部いちばん右のホールドに足を掛けて、体を起こす。ここが核心。

 

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 (動画撮ってもらったので、下手な絵を書かずにすんだ)

 

かけるだけならトゥのが楽なんだけど、それだと起こす時に苦労する。

足の真ん中か、または踵全体で乗り込む感じの方が、結果的にラク(ヒールで"乗り込む"感じに近いかも)。

で、上のホールドを取るときに、ほんの少しだけ身体を右に傾けるイメージ(重心移動)。その方が距離が出やすいし安定するのだけど、ここで倒しすぎると、手を出すときに配管のボックスにぶつかる。

 

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(ここで右手を外回りに出すと、ボックスにぶつかりそうで悩むの図)

 

ので、あまり倒しすぎずに、左手のプッシュを活かしながら、直線的に出すことが求められる。

 

建築上、仕方がない壁の構造が、素晴らしい障害物になっている。いやあ、良い課題だなあ(笑)。

 

あとはゴール手前の3ホールドはどれもガバじゃないので(すべて良くも悪くもないラップ)、最後まで油断しないことくらい。

 

こんな感じで、4級と3級メインで遊んでました。

別記事で書きますが、そんなにグレード辛くないので、3級にも手が届いて良い感じです。(3級も落とせた)。

 

ジム感想まとめ 高田馬場Energy

こないだの、まだ書いてなかった分です。

 

ジム名称:Energy Climbing Gym(高田馬場)

高田馬場以外に、柏、浦和、春日部店もあり。未踏。あと、昔は吉祥寺にもあった。
以下、高田馬場エナジーで。
最寄駅:高田馬場

GRAVITYと同じく早稲田口。ロータリー前の、一番でっかい改札です。

徒歩4-5分。この時間もGRAVITYと同じくらい。方向は違うけど。

入口が、まさかの予備校?通信制高校?で、わせがくと書いてある。初見だとものすごく入りにくいけど、よく見るとボルダリングの看板も出ているので、気にせず入っていくとたどり着ける。

先にトイレを済ませておくと吉。(微妙に行きづらい)

自販機はジム内にある。

 

難易度設定:ちょい辛
体感グレード:+0.25〜+0.5

スラブが辛めで、強傾斜が甘め。トータルで均すと、ちょい辛くらいですかね。

スラブは5級でも何これってのがある。

かなりの柔軟性を要求されたり、他ジムだと3級並みの"恐怖"核心だったり。

逆に強傾斜は、級が上でもガバが多め。その分遠かったり、跳んだり、複雑な手順を要求されたりするけど。

オブザベがしっかり取れればなんてことはない、という印象。

 

あとは、ジムの真ん中にでっかい角柱(4-5面相当、面により傾斜は異なる)があって、それがすべてマンスリー課題。

マンスリーはかなりコンペを意識した仕様になってて、パンプ秋葉原みたいに、そのホールドはその課題にしか使わないような、すっきりした構成。あと、全課題にボーナスホールド有り。

毎月30本近く課題があるのかな?

体感だと、ざっくり6級くらいから始まって、16-18番くらいから3級以上(この辺は、他所のマンスリーとも似てますね)。

 

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マンスリーゾーン。

例によって公式サイトから。

問題あったら消します。

 

壁面(ボード):木製

広さ:標準〜やや広め。

マンスリーゾーンが4-5面、

+同部屋に6-8面。

あと、このメインエリア手前に前室があって、そこにも2.5面くらい。計12〜15面くらい。

個人的には、これくらいの広さが、ボルダリングジムとして標準的だと思ってます。

狭すぎず、広すぎず。

ただし、壁を広く取った結果、休憩ゾーンは狭い&場所柄か、わりと混みます。注意。

 

混雑度:★★★★☆
けっこう混む。場所柄?

そして休憩ゾーンが狭いので、混雑時はすし詰め状態になります。

 
ルーフ:△

2.5面くらいの前室の、梁の1本が微妙にルーフっぽい(巣鴨アークダストのルーフを、もっと細くしたような感じ)。

あとは、メインエリアで、一番傾斜のきついあたりが、

強傾斜以上・ルーフ未満みたいな感じ。

完全なルーフはない。
マントル:なし

アイシング:可。テーブルもあってやり易い。

お気に入り度:★★★★☆☆
なんといっても、マンスリーの気合の入り方よ、というジムだと思います。

月イチで、仲間内でプチコンペとか出来ると思います。ボーナスホールドあるし。

ただ、時間帯により混むので、そのへんは要工夫。

三河島20 ヒールで"掻き込む"

写真撮り忘れた。

 

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こんな感じの課題。

(これは後半の核心部分+ゴールだけで、

実際には6手くらいの前半部分がある。

左壁左端から、トラバースしてくる感じです)

絵はスラブっぽいけど、実際には左壁130°、右壁100°くらい。

 

ゴール手前の点は、ホールド。

ただ、これフットホールドじゃね?ってサイズ。

指2本がせいぜいで、マッチはできない。

いちばん大きなホールドは、上半分くらいがガバで、ヒールがかかるんだけど、そっからどうするかなーという状況。

 

偶然、完登した人がいたので、許可をいただいてムーブ盗ませていただいた。相変わらずムーブを盗むのが好き...(スキルハンターと名付けられた(笑))。

 

 

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 画力の限界。

 

点はマッチできない、他にホールドはない→では、ゴールは左手で取るしかない。

そこまでは、まあ分からなくはないんだけど、

じゃあどうやって体を引き上げるか?

 

頼りない右手で引こうとしてたんですが、間違いでした。

 

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ここです。左ヒール。

ヒールで、"掻き込む"。

 

止めるでも乗り込むでもなく。

 

(参考画像)

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こう、ヒールを引っ掛けた状態から、

 

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太もも前側の筋肉を使って、膝を内側に立てるように掻き込む。

 

ヒール的にはガバなので、右手が指1.5本分の支持しかなくても、これだけでゴールまでに必要な距離、40-50cmは体が起こせます。

(右足フットホールドは最低限のものに乗せたまま)

 

ヒールで止める、

ヒールで乗り込むに続いて、

ヒールで"掻き込む"が出てきました。

でもこれ、けっこう必須テクなのかも。

 

 

勝手にチェックリスト

よく、強傾斜に強い/スラブに強いとか、

指が強いとか、ダイナミックなムーブが強いとか、

人とセッションしてると、それぞれの得手不得手が出てくるかと思います。

でも、強傾斜に強いとか指が強いって、

なんとなく漠然としてない?と素朴に感じたので、可能な限り要素に分解してみることにしました。

 

要するに、自分用のチェックリストですが。

ざっくりカテゴリで分けて、得意な意識のあるものには+、いやだなと思うものには-を付けてみる。

無印は可もなく不可もなく。

 

あと、ガバみたいに誰でも得意なものや、

逆にサイファー/フィギュア4みたいな難度の高いものは除いてます。

 

※そんなに強いクライマーではないので、初級者基準に落とし込んだ時に、で判断してます

 

 【ホールドの持ち方編】

ガストン

アンダー

スローパー   +

ピンチ      -

カチ         ---

オープンハンド  --

ポケット  --

ラップ       +

パーミング   -

狭いマッチ   --

木ボテ        ---

ブロック的なやつ  +

 

【ムーブ基礎編】

ダイアゴナル   ++

フラッギング  

クロスムーブ  +

マントリング  +++

正対

側対

ステミング      +++

トラバース     ++

長もの

スメアリング

レイバック   -

ホールドへの乗り込み +

カウンターバランス  +

 

【ムーブ発展編】

ヒールフック   ++

ヒールで乗りこむ  --

トゥフック

デッドポイント  ++

ランジ              ++

ダブルダイノ    ++

ハイステップ    +

手に足      -

キョン

キャンパ

ノーハンド系  ++

 

【壁の傾斜編】

緩傾斜・スラブ(80°以下)    ++

垂壁付近(85°〜95°)

かぶり(100°〜       --

強傾斜(120°〜

どっかぶり(140°〜  +

ルーフ(150°〜       ++

 

【フィジカル編】

腕プッシュ      +

引き付け(背筋  +

腹筋の起こし   ++

座った状態からの立ち上がり(脚筋  +

指保持力    ---

正対時の開脚等(股関節可動域)   +

その他柔軟性  --

 

【その他編】

オブザベーション

オブザベーションの修正(2登目以降)  --

スタミナ    ++

メンタル    ++

ムーブ再現度(フラッシュ時   ++

 

コミュ力    ---

ファッションセンス   ---

 

 

あれ...思った以上にパワー系クライマーになってるな。

確かにダイナ系ムーブとの方が相性はいいんですが、いちおうなるべくスタで取ることを理想としてはいるんですよね...。できるだけセッターのルートを壊さないように、とは。(正攻法で厳しいときは、ダイナ系ムーブで壊しにかかりますが(笑)。)

あと、意外とホールドを持ててないということがよく分かりました。ホールドが持てないから、ムーブで解決しようとしてるんだな。

 

うーん、ガバ以外のホールドを、愚直に持つ練習した方が良さそうですね。手が悪いときは、なるべく足とムーブの力を借りる&長時間持たないをモットーにしてきましたが、正面から保持できる力を養おう...。

 

 

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(画像がないので、エナジーで出会ったハロウィンホールドを貼っておきます。)

 

三河島19 ガストン+手に足

今日の核心。

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 100°くらい壁。

常連さんの設定課題、辛めの5級とのこと(辛い(笑)。甘め基準の当ブログとしては4級、せいぜい4級マイナでいいんじゃないかと思う)

 

スタートから1〜2手目がわからず、保持力&せまマッチ&キョンで攻略してたら、そのムーブはとてもしんどそう、と言われる。

セッター想定は違うらしく、何度かやっても分からないので教えていただく。

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ガストン+手に足。右手がガス。

 右手のホールドがそれなりに悪く、ガスならそれなりに効く。

ただ、その先の足が遠いので、ふつうに正対でマッチだと、けっこうな保持力がいる。そして、核心はそこではないので、消耗してる場合ではない。

 

と、いうことでこのムーブ。

(絵が下手なのはもうごめんなさい、一応オレンジが左手、水色が左足です)

1手目でガスかけて、体を右に流してからスタートホールドに手に足。けっこうギリギリなので、手が外で、足を内側に入れる。そうすると左手を完全フリーにできるので、マッチして、左手のいい形に持ち替えてから、足を入れ替えてその先へ。

 

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で、核心はここ。

右上部の緑ホールド(半月型)が、持てない。

緑の次の左ホールドはガバなんだけど、

足の位置が低い&両スタンス間が狭いので、あんまり足は頼りにならない。

とばせないし、ヒールとかトゥも厳しいので、マッチで向き合うしかなさそう。

ホールドの左上角が若干効くので、そこを最初に左で取るか、それとも右手のために残しておくか、人それぞれのようです。

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で、マッチで耐えたら、苦しいから&ガバだからって雑に勢いで取りに行くと回転して落ちる。

じわじわ耐えながら、ゆっくりガス気味に左手を出したら止まりました。

ガバをガスで取ったのって人生初めてです。でも確かにその方が体幹が回らなくて済む。

 ガストンに始まり、ガストンに終わった課題でした。

三河島18 必殺!トゥフック

マンスリー三河島へ。

なんとか週1ペースは保ててます。

ご飯を食べないと深夜の子守りがしんどいので、たくさん食べていたらウエイトが微妙に増えた気がします。

クライマーにとっては死活問題なんですよねー、これ。

食べないという選択肢はなさそうなので、食べた分運動強度を上げて落とすしかないですかね...。

 

ただ、目的のない腹筋とかって結構苦手で。

キャンパスボードもぶら下がり棒もないんですけど、家で出来るクライミングっぽいトレーニングってないですかねえ。

 

さて、本日の核心。

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マンスリー8番。垂壁。辛めの5級ってところでしょうか。

(ちなみに今月は妙にマンスリーが辛い。)

タイトルでネタバレしてますが、トゥフックです。

ゴールがなかなかに悪い&直下に足がないので、

・トゥフック

・ヒールフック

・保持力でねじ伏せる

のどれかになります。

保持力でねじ伏せるのは、2級〜3級並みのendurance(耐える力)がいる&美しくない。

ヒールは、かけるならスタート左上のホールドのようですが、薄い&角じゃないのでけっこうな強度が必要です。カンテにヒールかけるのは、距離が出ないので不可。

で、トゥフックとなるわけです。

 

トゥフック。人生で5回くらいしか使ったことがありません(笑)。

スラブとかで下部カンテにかけることはありますが、ルーフや強傾斜では迷わずヒールを選びます(大抵、どちらも効くので)。

でも今回みたいに、「距離を出すこと」が核心で、かつ他に固める方法がないとなると、向き合うしかないんですよねー。

 

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赤丸に左トゥをかけます。右足はスタートホールド上。手順としては、スタートホールドに上がる、左手適当にカンテにかけて右手をゴールに、左手をカンテ一番上に、で、トゥフックからの左手ゴール寄せ。

 

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恒例のない方がいいかもしれない下手な絵。

右手、右足、左足(トゥフック)の3点支持、ゴールを取る前の左手フリー状態を想定。

 

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よく、トゥフックって鼻緒の位置でかけると聞きますが、私の場合、安定したのはこの位置でした。このシューズだと。

鼻緒よりこころもち右下。ちょい側面寄り。

足の親指の根元、第二関節あたりというか。数センチの違いなんですけど。

トゥって聞くと、バレリーナトゥシューズ的なものを想像して先端を思い浮かべていたのですが、どうもそうではないみたい。

もちろん個人差と、あと体の流し方(カウンターのかけ方)とか、膝を伸ばしてバーにするとか、足首の角度とか、引くベクトルとか、他にもポイントはあるでしょうが。

でもたぶん、すべてを意識化するのは無理なので、何か自分の中でこれっていうポイントを見つけて、「これなら止まれる」とメンタルを固められれば、止まるんだと思います。

私の場合はそれが当てる位置の明確化でした、という話。