気ままにボルダリング

勝手にボルダリング用語を書いたり、ジムの感想を書いたりします

三河島18 必殺!トゥフック

マンスリー三河島へ。

なんとか週1ペースは保ててます。

ご飯を食べないと深夜の子守りがしんどいので、たくさん食べていたらウエイトが微妙に増えた気がします。

クライマーにとっては死活問題なんですよねー、これ。

食べないという選択肢はなさそうなので、食べた分運動強度を上げて落とすしかないですかね...。

 

ただ、目的のない腹筋とかって結構苦手で。

キャンパスボードもぶら下がり棒もないんですけど、家で出来るクライミングっぽいトレーニングってないですかねえ。

 

さて、本日の核心。

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マンスリー8番。垂壁。辛めの5級ってところでしょうか。

(ちなみに今月は妙にマンスリーが辛い。)

タイトルでネタバレしてますが、トゥフックです。

ゴールがなかなかに悪い&直下に足がないので、

・トゥフック

・ヒールフック

・保持力でねじ伏せる

のどれかになります。

保持力でねじ伏せるのは、2級〜3級並みのendurance(耐える力)がいる&美しくない。

ヒールは、かけるならスタート左上のホールドのようですが、薄い&角じゃないのでけっこうな強度が必要です。カンテにヒールかけるのは、距離が出ないので不可。

で、トゥフックとなるわけです。

 

トゥフック。人生で5回くらいしか使ったことがありません(笑)。

スラブとかで下部カンテにかけることはありますが、ルーフや強傾斜では迷わずヒールを選びます(大抵、どちらも効くので)。

でも今回みたいに、「距離を出すこと」が核心で、かつ他に固める方法がないとなると、向き合うしかないんですよねー。

 

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赤丸に左トゥをかけます。右足はスタートホールド上。手順としては、スタートホールドに上がる、左手適当にカンテにかけて右手をゴールに、左手をカンテ一番上に、で、トゥフックからの左手ゴール寄せ。

 

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恒例のない方がいいかもしれない下手な絵。

右手、右足、左足(トゥフック)の3点支持、ゴールを取る前の左手フリー状態を想定。

 

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よく、トゥフックって鼻緒の位置でかけると聞きますが、私の場合、安定したのはこの位置でした。このシューズだと。

鼻緒よりこころもち右下。ちょい側面寄り。

足の親指の根元、第二関節あたりというか。数センチの違いなんですけど。

トゥって聞くと、バレリーナトゥシューズ的なものを想像して先端を思い浮かべていたのですが、どうもそうではないみたい。

もちろん個人差と、あと体の流し方(カウンターのかけ方)とか、膝を伸ばしてバーにするとか、足首の角度とか、引くベクトルとか、他にもポイントはあるでしょうが。

でもたぶん、すべてを意識化するのは無理なので、何か自分の中でこれっていうポイントを見つけて、「これなら止まれる」とメンタルを固められれば、止まるんだと思います。

私の場合はそれが当てる位置の明確化でした、という話。

 

三河島17 せまマッチ

3週間ぶりくらいにホームの三河島へ。

月パスはとっくに切れている。

子どもが生まれたので、しばらくはボルダリング頻度を落としますー。

 

今日の核心。

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傾斜壁バルジ4級。

下部100-110°,上部垂壁。

 

画像は前半部分。スタートして早々に足がない(遠い)ので、右手をまず左Sに寄せる。寄せた時にしっかり乗れるホールドはない(遠い)ので、体幹で止めるか、左足で止めるか、右足スメアで止めるか、そのバランスは人それぞれ。

で、次のホールド(左Sの左上)で、マッチしないといけない......。嫌いな動き。狭い、ガバでないホールドでのマッチ。

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本当に、やってこなかった動きなので、耐性がない&ムーブとして信じ切れないんですよね。他の方法があるんじゃないか、って考えちゃう自分がいる。

確かに6級課題とかでこれをやっちゃうと、本来マッチしなくていい場所をマッチしてることになるから、正しいムーブを覚えられないんですよね。それで、そういう風に育ったんだと思いますが。

でも、3-4級で、明らかに他にホールドがない&キョンとかで誤魔化せない場合、狭マッチするしかないんですよね、きっとー。

狭マッチ(せまマッチ)っていいフレーズだな。名付けて愛着を持つようにしよう(笑)。

 

今日はいつもよく登るクライマーさんと一緒に撃ってて、その人は指が強いんですよね。だからせまマッチを簡単に決めるし、薄いカチとかでも全然怯まない。あと、アウトサイドフラッギングが上手い。

 

私は対照的で、アウトサイドフラッギングって滅多に使わないんですよねー。

アウトサイドフラッギング=右手を出す時は右足の法則が崩れるので、なんかいやで。

基本的に右手を出す時は右足重心が好きなので、そうするとダイアゴナルになります。ので、本当に他に方法がない時しかフラッギングしない。

あと、せまマッチの代わりに、大きな動きや遠いホールドの取り、跳びを鍛えてきたので、ダイナ系ムーブは割と好きです。振り、デッド、ランジなど。

これってダイアゴナルと繋がってるような気もするなあー。

 

さて、後半。

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×印は女性用のお助けホールド。

なので基本的には右手でボテを取って、とばしでゴール(notガバ)を取る形になる。

後半も足が少ないので、左足乗り込んで左端のホールドを取るのが、けっこう遠い動きになります。傾斜壁だし、おまけに手前の白ボテが邪魔。

でも個人的にはこういう動きは好きなので、マントル返すみたいに左足乗り込んで、両手で1個前のホールドを右下に引いてやれば割と楽に体は返せます。

 

ので、個人的には前半のせまマッチが核心だと思うんだけど、一緒に撃った彼的にはそこは余裕で、この遠い動きが核心、と言う。

人それぞれで面白い。

 

人によって核心は違うけど、均して見れば同じ難易度で、4級。いやあ、よく出来てるなあ(笑)。

 

高田馬場GRAVITY③-2 「座る」

さて、本日の核心。

 マンスリー7番。4級くらい。

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※傾斜壁です

100-110°くらい。

 

スラブで、いわゆるノーハンドゴール(両手枠内静止)は見たことありますが、これ傾斜壁です。

え、どうしたらいいの、設定おかしくね?というのが第一印象。

とにかく、ゴール時の足の位置を考えるしかない...左足は一箇所しかないよなあ。

右足は複数候補があるけど、傾斜だから普通に乗せただけでは、手なんてとても離せない。

ステミングったって、こんな傾斜で手が離せるほど効くステミングなんて聞いたことがない。おまけにけっこう高いから怖い。

え、キョンキョンで固める?でも、手を離す以上、それで足外れたら膝壊さない?無理無理。

 

と、いう感じで、どーしても分からないので教えてもらいました。

 

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これが正解ムーブ。

 

「ホールドに座る」

 

ホールドに座る、という聞いたことのないムーブ。

目から鱗。

実際には座ると同時に右足のスメアを結構効かせてますが、イメージとしては完全に「座る」。

 

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別角度から見た図。

傾斜壁でも、こういう角になってて、入り込める隙間があって、かつ接地面積の広いホールドの場合、どうやら座れるようです。

他でまだ出会ったことがないから一般化できないけど、おそらくそういうことだと思います。

 

最初に考えたセッターは天才だと思う。

 

ホールドには「足を乗せるもの」という固定観念があって、トゥかヒールか、インサイド/アウトサイドか、キョンか、たまに反則で膝か、くらいの感じだったのですけど。

座る。そうか座るのか。

もちろん、座っちゃうと、また登るためには立ち上がらないといけないから、ゴール取りかレストとしての運用になるでしょうけど。

ひとつ引き出しが増えました。

 

高田馬場GRAVITY③

馬場のもうひとつの方へ。

台風の影響で神田川が見たことないくらい速い流れだった。

ここのマンスリーは楽しい。

 

よく出来てるなーと思った課題①。

マンスリー3番。

ルーフ気味強傾斜、5級マイナスくらい。

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スタートは4点支持。

 

そこから、左手を残して、後方に伸びるようにして右手で円筒型のホールドを取る。

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マッチしたら、左足を左下に置いて、そのままゴールしてもいいんだけど、不安定なので、まだ使ってない右のホールドに、ヒールをかけるとものすごく安定する。

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ヒールのありがたみをとても感じられる、良いヒールフック入門課題だと思います。

これがマンスリー3番というのも良い(全12-14番くらい)。初心者でも触るもの。

 

核心課題は別にあって、また長くなりそうなので分割します。

 

高田馬場エナジー①-2

本日の核心②。

 

マンスリー15番。4級かなー。30番くらいまである。

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一枚に収まらないので、まず前半。傾斜角度それなり。

ボテをかわして、右上の赤ホールドを取るのが核心。遠い&ボテ邪魔&足悪い。

ボテ下部のホールドはガバなので、右手で引きつけて、左足乗り込み&空中に腰を落として、思い切り伸びればなんとか届く。

 

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...絵がない方が説明として適切なんじゃないかと思えてくるレベル。

もっと側対気味というか、ギャラリーに背中向けるというか、そういうイメージなのですけれど。

 

で、取れたとして、ただ赤ホールドはガバじゃないので、マッチして、ボテ下部に足を差し込むまでは気合と根性。

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上からだと、ボテ下部のホールドがすっごい見づらい。でもあれだけ頼りになったホールドだから、この辺にいるだろと足を差し込む、あ、いた、という感じ。

その先はある程度の保持力で落とす課題。

ゴール取り遠いけど、きちんと側対ーダイアゴナルが出来れば距離は出せる。

3-4トライで例の赤ホールドを取って、その先は1撃。

ちなみに前回の記事でも触れたとおりボーナス設定があって、ピンクボテの下側ホールドがボーナス。

 

高田馬場 Energy①

久しぶりにエナジー行ってきました。

月パス切れてからまた放浪してます。

会員証持ってるジムは1回はブログに載せとこう、って妙な使命感があって(笑)、ようやく来れました。あと行ってないのが1-2箇所。

 

休日だけど、早めの時間はわりと空いてた。

ここは、真ん中の巨大円柱壁(直径6-7mくらい?)が、360°すべてマンスリー課題になってる。ちゃんとボーナスホールドまで設定されてて、ちょっとしたコンペ気分。

 

 4級メインでざっくり、落とせそうな課題だけ落とす。VSR履いてきたので、スラブはあまり登らず...というか、強傾斜に比べてスラブが辛いと思う。スラブ5級でも恐怖核心だったり、あちこち擦ったりした。

強傾斜4級の、遠い課題とかムーブ核心系を中心に登る。

 

本日の核心①。

強傾斜ムーブ系4級。マンスリーではない。 

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画像だとわかりにくいけど、スタートから右壁までが異様に遠い...。手を残しつつ足から跳ぶ(手残し跳び蹴りみたいな感じ)のと、そこから体を起こすのが核心。なので、黄色い豆腐みたいなホールドの角×2が持てるかどうか→ガバではないけど、そこそこ持てる。

右壁に取り付いちゃえば、あとは最低限の保持力でなんとかなる。

(試してないけど別解)→跳び蹴りだと、体をかなり寝かせた状態から起こすのがしんどいので、豆腐の角がそこそこ持てるなら、一瞬キャンパみたいにして行くのもありか?腕への負担は上がるけど、腹筋&上腕二頭筋的なフィジカルではなくなるかも。

保持力ある人ならアリなのかなあ。

 

もいっこ課題あるので、分割します。

 

ジム感想まとめ 巣鴨アークダスト

こないだ行ってきた分です。

ジム名称:クライミングジム アークダスト
以下、巣鴨アークダストで。
最寄駅:巣鴨

おばあちゃんの原宿
駅徒歩6-7分。有名なとげぬき地蔵通り商店街へ。

商店街に入ってそのまま直進、黄色い薬局の角の信じられないくらい細い道に入って、人気のなさに耐えつつ50秒くらい直進すると、右手にあるマンションの1F。音楽スタジオの隣。

難易度設定:甘め
体感グレード:-0.5〜-1.0級

当ブログ初の「甘め」認定(笑)。

昔はざっくり1級分は甘かった。最近は、課題にもよるがそこまでではなくって、-0.5〜-1.0の間という感じ。

ここの面白いのは、一部ハーフグレードがあること。

5級→4/5級→4級→3/4級→3級。

エントリークラスが成長しやすいように、5級から刻んで課題数を増やしてるんだと思う。

ついでに全課題がナンバリングされてて、

(易)1番←→30〜50番(難)となってる。

なので、「3/4級のシングル台までは落とせる」とか、ジム内における自分の立ち位置が測りやすい。

 

ちなみにジムが狭い(後述)ので、3級でも足自由とかが普通にある。そうすると純粋な保持力勝負になったりする。


壁面(ボード):木製

広さ:狭い。とにかく狭い。実質マンションの一室。知ってるジムの中で一番狭い。東京最狭じゃなかろうか。

0-2人:空いてる

3-4人:普通

5-6人:混んでる

7-8人:満員

9人以上:誰か外にあぶれる    という感じ。

 

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このような壁が、コの字型に3面。

それぞれ100°,110°,120°くらい? 

あとはルートによっては、天井を使ったルーフに突入する。これはヒールフックが効いて楽しい。

ただ、同時に3人は登れないかなー。2人かなー。

あと、狭さと反比例に課題数はかなり多いので、必然的に壁はホールド&シールでごちゃごちゃします。

それはそれで、嫌いじゃないんですけどね。5級でも4級でも同じホールドを使うとかそういうの。

 

いちおう、90°垂壁がこれとは別にあるんですけど、狭い&5級(他ジム6級相当)までしかないので、ほぼ初心者のインスト用です。


混雑度:★★★★☆ 

時間帯によりけりだけど、上で書いたように5-6人いると「ちょっと混んでるな」という感じ。

ツイッターで空いてる時は空いてるよーと呟いてくれたりするので、見るといいかも。

ただ、悪いことばかりではなくって、メイン壁が一箇所、待機場所もその前に一箇所(狭い)となると、必然的にコミュニケーションは生まれる。

自然とガンバが出たり、力量が似ているとごく自然に話せる雰囲気ではある。

 

ルーフ:◯ 天井を使った180°ルーフ。ただ、側面にホールドが山ほど付けられているので、ヒールとかトゥとか好きなようにかけられる。ので、そんなに苦しい感じはなく、登っててわりと気持ち良い。

 

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こんな感じ(公式サイトより画像借用。問題あったら消します)。

 
マントル:なし

特筆事項:安い。2時間800円。

公式ページにはレクチャーのことが書いてあるけど、混んでたりするとなかなか難しい。もし教えてほしい場合は、自分から積極的に行くくらいのコミュ力は必要(笑)。

J&Sみたいな感じとはちょっと違う。

お気に入り度:★★★★☆☆
もっと近かったら、空いてる時間を狙って通うと思う。ただ、行ってみるまで混雑度がわかんないんですよね...。

あんまり混んでるとさすがに居心地が悪いので、明らかに空いてるだろって時間に、ちょっと登るかなーくらいで行くのが良いかと。安いし。

あと、ホームジム以外で最高到達グレードを上げたい方。グレード甘めなので、可能性あると思います。